中国では男性が結婚するにあたって、相手の女性から「家」や「車」を所有していることを条件として求められるケースが多く、無理なローンによって莫大な借金を背負う人もいるという。また、労働環境の整備が進んでいないことから、過労死も増えていると言われ、中国人の生活上の圧力は経済成長に伴って年々高まっていると言える。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国では男性が結婚するにあたって、相手の女性から「家」や「車」を所有していることを条件として求められるケースが多く、無理なローンによって莫大な借金を背負う人もいるという。また、労働環境の整備が進んでいないことから、過労死も増えていると言われ、中国人の生活上の圧力は経済成長に伴って年々高まっていると言える。

 中国人からすれば、日本は暮らしやすい国に映るようだが、中国メディアの今日頭条はこのほど、「なぜ日本の若者たちは幸福感を感じていないのか」と疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事はまず、厚生労働省が行った2014年度の「健康意識に関する調査」の結果を引用し、「あなたはどの程度幸せですか」という質問に対し、年齢が若いほど「幸せだ」と回答した人の割合が低下していたことを紹介。若い世代には「将来」があるはずなのに、若い世代のほど「幸福感を感じていない」のは不可解との見方を示した。

 日本は年代間の所得格差が大きく、高齢者が個人金融資産の大半を保有していると指摘。財務省によれば、2014年時点の個人金融資産1700兆円のうち、60代以上が約1000兆円の資産を保有しており、30代は103兆円、30代以下は7兆8000億円にとどまっている。記事は「30代以下が保有する個人金融資産の割合は雀の涙ほどしかない」と伝え、日本は若い世代ほど経済的な余裕がない状況にあることを指摘した。

 さらに、日本では多くの大学生が奨学金を利用しているが、その返済に苦しみ、将来に希望を持てない人も多いと指摘し、「日本は長期にわたって経済が低迷し、中間層の所得や貯蓄が減少したことで大学の学費を払えない家庭が増えている」と紹介。

 もともと高齢化が進んでいる日本にとって、若者たちが高齢者を支えていかなければならないというのに、その若者たちが未来に希望を見いだせず、幸福感を感じていない状況は「日本が極めて深刻な問題に直面していることを示している」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)