息ぴったりのエマ・ストーン&ライアン・ゴズリング
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 映画『セッション』で一躍有名になったデイミアン・チャゼル監督の最新作『ラ・ラ・ランド』は、ハリウッドでほとんど作られることがなくなったオリジナルのミュージカル映画で、すでにオスカー本命の呼び声が高い。映画スタジオのカフェで働く女優の卵ミアと、自分のジャズクラブを開く夢を持つピアニストのセバスチャンの恋愛を、明るく、ロマンチックに、そしてほろ苦く描いていて、大きな感動を呼ぶ。3度目のタッグとなったミア役のエマ・ストーンとセバスチャン役のライアン・ゴズリングが語った。

 本物のカップルだと感じさせる相性の良さが二人の間にあることは本作においてとても重要であり、撮影前に3か月かけてリハーサルを重ねたというだけあって、エマとライアンの歌と踊りは息ピッタリだ。エマは、ブロードウェイミュージカル「キャバレー」で主演を務めた経験がとても役立ったという。「歌ったり踊ったり、週に8回、数か月もやったのよ。ああいう準備をさせてほしいと言っても普通はできないわ。今回リハーサルでタップダンスや社交ダンス、歌のレッスンをやったけど、『キャバレー』をやったのはタイミング的に本当にぴったりだったわ」。

 ライアンはピアニストという役どころのため、歌や踊りだけでなくピアノの特訓にも励んだ。「僕はずっとピアノを弾きたかったんだけど、そういう機会がなかった。だからこの話が来たとき、『ちゃんとピアノを学べるチャンスだ』と思ったよ。素晴らしい先生と約3か月練習したんだけど、とてもワクワクしたよ」。

 全ての曲をライアン自身が弾いたというだけでもすごいが、一番大変だったのは監督がワンショットで撮りたがったことだそう。「最も難しかったのは、多分、映画のテーマを演奏するシーンだった。全てをワンショットで演奏したから失敗できなかった。それは大きなチャレンジだったし、あの撮影は初日に行われた。だから、さらなるプレッシャーがあったんだよ(笑)」。

 ミュージカルとはいえ、キャラクターがリアルなところが大きな魅力で、ミアが何度もオーディションに落ちるところなど見ていて痛々しい。そういう経験は実際あったのかとの問いに、エマは「もちろんよ。ミアの経験全てにすごく共感できたわ」とほほ笑んだ。

 すてきな衣装も見どころだが、エマの一番のお気に入りは「プラネタリウムのシーンで着ていたグリーンのドレス」、そして最も好きなシーンは「エンディングの10分間」だという。「脚本を読んだとき、あのシーンに恋してしまったの。そして最終的にこの映画の一番好きなところになったわ。美しくて、胸が張り裂けるようで、いろんな面があるからよ」。見終わった時、エマとライアンの新たな魅力の虜になること間違いなしの今作。リピーターが続出しているのももっともだろう。(取材・文:吉川優子)

映画『ラ・ラ・ランド』は2月24日よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国公開