「CCOTY(クリッカー・オブ・ザ・イヤー)」の投票、ホンダ・フリードとともに3位には、プジョー308 BlueHDiを選びました。

2016年夏、プジョー、シトロエン、DSの各ブランドに導入されたディーゼル。本場フランスからやってきたディーゼルは、1.6L(SOHC)と2.0L(DOHC)の直列4気筒ディーゼルターボを用意しています。

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アドブルー(尿素水溶液)とDPFを使った排ガス処理システムで、エントリー価格はシトロエンC4 FEEL BlueHDiの279万円。コスパでいえば現在の欧州Cセグメントで最強なのは間違いありません。

私も400kmほど乗りましたが、シトロエンらしいソフトな乗り味(適度な)と、ディーゼルらしいトルクフルな走りは非常に好ましく感じます。しかし、旧世代のプラットフォームを使っていることもありボディの剛性感、動的質感という意味では厳しいのは確か。エンジンノイズやパターンノイズも街中の速度域で大きめに侵入してきます。

また、2011年生まれのプジョー508もディーゼルエンジンの完成度の高さはもちろん、ステーションワゴンのSWなら広大な荷室があり、ディーゼルとのマッチングもピッタリ。C4同様に、走りのクオリティという面ではやや古さを感じさせるのは、仕方ないところでしょう。

欧州Cセグメントのプジョー308に設定されたBlueHDiは、VWゴルフと比べてもまったく遜色なく、ディーゼルならではの利点を加点すればロングツアラーとしての性能は上。

ハンドリング、乗り心地、動力性能、そして軽油で済むランニングコストすべてが高い次元にあり、それが1.6Lディーゼル仕様でも十分に享受できるのが素晴らしい点です。インパネの造形や操作性も新世代に移行していて、新しさは確かに感じさせます。299万円〜という価格設定はC4ディーゼルの279万円ほどのインパクトはありませんが、20万円分の価値は十分にあります。

(文/塚田勝弘 写真/前田惠介、小林和久、塚田勝弘)

【クリッカーオブザイヤー2016】プジョー308 BlueHDiは現在のCセグメントの中で最も気になる1台(http://clicccar.com/2017/01/02/431650/)