海外掲示板で、離婚専門の弁護士に対して質問が投げかけられていました。

「離婚専門の弁護士に質問、依頼者は特別だと思っていても、実際はごく一般的だということはある?」

専門家の回答をご紹介します。

 

Divorce lawyers of Reddit, what things do clients always think is unique about their divorce, but is actually common?

●依頼者から、「パートナーはとても賢い」とか「頭がいいから気をつけろ」といった警告をよく受ける。パートナーに操られないようにとね。
失礼なことを言いたくないので「私は専門家なので……」と答える。
現実にはパートナーが賢かったためしがない。単に長期の精神的虐待により、パートナーが依頼者に対して上の力関係を築いているだけ。
そして大半の依頼者は、虐待者(パートナー)が裁判でズタボロになっていく様を見ると喜んでくれる。ちなみに自分はDV専門である。

●依頼者の考え方を特別だと思うことはないが、離婚に関して筋が通った考え方を持つ依頼者は、ほんの一握りしかいない。
離婚はロケットを修理するほど難しいものではない。だけど、ほぼ全員が、そのように仕向けていく。

●パラリーガル(弁護士を補助する職員)をしているけど、浮気が離婚の理由になるとき、依頼者は山のような写真、メールを印刷したもの、どこでお金が引き出されたかわかる銀行の明細書などを持ってきて、それがどんなひどいか僕にわかってもらう必要を感じていて、もうすぐ離婚するパートナーの張り込みを依頼したがる。浮気は驚くほど一般的で普通のことなのにね。
自分がよくする返事、「もちろん理解しています。ええ、この何百枚の写真も何千ものメールも見ました。ええ、旦那さん(あるいは奥さん)はひどいことをしていると思います……」
これに対して、依頼者は、「でも、わかってくださっていないと思います。これは本当に最低最悪のひどいことなんです」
いや、本当に理解はしているんだよ。おそらく人生で最低な日に相談に来たのだと思うし、担当の弁護士はファイルの裏側までしっかり目を通すけれど、我々がショックを受けることはない。
すぐにFacebookでストーカーを始める浮気相手とは違うんだ。あなたたちと一緒に相手を張り込んだりはしない。

↑映画になりそうだな。離婚弁護士が、もうすぐ別れる妻と一緒に張り込みをする内容の作品。

↑映画「張り込み」
キャスト:アダム・サンドラ―、ドリュー・バリモア

●母親が離婚専門の弁護士をしているけど、彼女によるとほとんどの人がパートナーを最低だと感じ、それがレアケースだと思っていると話していた。

↑「だって、うちのパートナーにまだ会ってないから……」

●インドの離婚弁護士に会ったことがあるけど、いったいインド特有のことが何かわかるかい? 離婚だよ! そういう職業は15年くらい前まで存在もしなかったんだ。そして今でも離婚を促すのはとても大変だ。文化的にとても恥ずかしいことだと思われているからね。

●離婚は2つのことで誇大妄想を抱く人が多い。子供と財産。
まず子供だが、みんなどんなにパートナーがひどいやつで、子供がその人をどんなに嫌っているかを叫ぶ。
9割方は、子供はもう先へ進んで普通の生活に戻りたいだけ。子供はどっちがどれだけ悪いかなんて、あまり気にしない。
財産だが、ほとんどの人は結婚はパートナーシップであり、収入にどれだけパートナーが貢献したかの見方をすることを理解してくれない。
それが理由で、収入の多いほうは「パートナーが何もしなかった」とか「財産を半分ずつ分けることはありえない」とかを頑固に言う。
自分の仕事は、期待値を下げることや、ひたすら現実を見せることがほとんどだよ。

●家庭専門の弁護士だけど、もう全部だよ。すべて。どれもだいたい同じ。お金、子供、稼ぎ、何も特有なことなどない。

●なんてこった。ここのコメントを読んでいると、自分の離婚が平穏だったことに感謝するよ。きれいに別れられた。子供もいるけど弁護士も使わなかったよ。

●なんてこった。これだよ! これ!
26年ほどこの仕事をしてきて、やっと自信を持って言える。彼らは自分のパートナーが最低な人間だと思っていて、離婚が最も難しいことだと考えているよ。
延々と続く彼らの主張に対し、自分がよく言う返事は、「この対話1分あたり5ドルかかっているので、もっと良いお金の使い方があると思います。それからその彼(彼女)と結婚したのはあなたです」


似たような主張をする依頼者は、驚くほど多いとのことです。

依頼者は精神的に不安定なことが多いので、理性的な判断が難しいのは、仕方のないところかもしれません。

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