台湾映画「湾生回家」に関与の女性、身分詐称認める「祖母は湾生じゃない」

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(台北 1日 中央社)日本統治時代の台湾で生まれた日本人「湾生」をテーマにした映画「湾生回家」のエグゼクティブプロデューサーで、祖母が湾生だとしていた同名書籍の著者、田中実加(陳宣儒)氏が、身分や経歴を詐称していたことを認めた。遠流出版の王栄文董事長(会長)が1日、本人から話があったとして明かした。

田中氏の生い立ちや経歴、職業などをめぐっては、以前から発言に不自然な点があり、インターネット上で疑問の声が上がっていた。王董事長によると、田中氏は先週になって事情を説明し、祖母が湾生でないことなど、虚偽を認めたという。

声明文を書いた田中氏は「台湾のメディアと社会に対して謝ります。嘘をつきました」などと謝罪。自身は高雄で生まれ育った台湾人であることを認めた。ただ、「祖母の名前」として名前を挙げていた「田中桜代」と名乗る人物は実在すると強調。高校3年生の時に知りあい、親密な関係があったと説明している。

王董事長によると、田中氏は虚偽の発言をしたことについて、「一つの嘘をついたら、大きな嘘をつかなければいけなくなった」と吐露したという。

(鄭景ブン/編集:齊藤啓介)