「タイタニック」のCGも
手がけた曽利文彦が監督 (C)2017 荒川弘/SQUARE ENIX
(C)2017映画「鋼の錬金術師」製作委員会

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 荒川弘氏による人気コミックを実写映画化する「鋼の錬金術師」のティザービジュアルが、このほど公式サイト(http://hagarenmovie.jp)でお披露目された。蒸気に包まれた駅構内で、主人公エドワード・エルリック(山田涼介)と弟アルフォンスがたたずむ姿を切り取った。さらに今秋には、「鋼の錬金術師」史上初となる大規模原画展が開催されることが明らかになった。

 2001〜10年に「少年ガンガン」(スクウェア・エニックス刊)で連載され、全世界でのシリーズ累計発行部数が7000万部を突破した同名漫画が原作。連載中に妊娠・出産を経験した荒川氏が、「いつかわが子に読ませたい」との思いで描き続けたエルリック兄弟の冒険譚は、男性のみならず女性からも熱狂的に支持されている。

 物語は、物質を変化させる“錬金術”が中心の世界を舞台に、母を失い禁忌を犯したエルリック兄弟が絶大な力を秘める「賢者の石」を追い求め旅する姿を描いた。荒川氏は「『作品は自分の子ども』とよく言われますが、原作が子どもならそこから派生した作品は可愛い孫のようなものです」としたうえで、「この度ドラマCDやアニメやゲームなどに加えて、実写映画という孫が増えました。完成までまだしばらくありますが、今度の孫はどんなやんちゃを見せてくれるのかな〜と楽しみにしています!」とコメントを寄せている。

 撮影は原作の世界観をほうふつさせるイタリアで行われており、メガホンをとった曽利文彦監督(「ピンポン」など)は「イタリアに行きたかった一番大きな理由が機関車です」と明かす。「原作を読んでいて、“機関車”がモチーフとして一番重要だと考えました。兄弟が旅をする話なので、全部機関車で移動していて、日本の機関車だとしっくりこない。なので、西洋のものを求めて街を探しました」と、機関車の重要性を力説した。

 石畳の風景もポイントだったといい、曽利監督は「(日本で)年季が入った石畳を探すと、西洋風の石畳はなく、最近のものだったりする。ある程度年季の入った石畳を探すと、ある面積を必要とするので機関車と石畳を探しました」と語った。公式HPで披露されたビジュアルには、時計にある仕掛けが施されているそうで、何が隠されているかを探すのも一興だ。

 「鋼の錬金術師」はディーン・フジオカ、本田翼、大泉洋、蓮佛美沙子、夏菜、佐藤隆太、原田夏希、小日向文世、石丸謙二郎、松雪泰子、本郷奏多、内山信二らが共演し、12月に全国公開予定。なお原画展の詳細は、今春に随時発表される。