ハンガリー外相の発言に対して北朝鮮が猛反発していると、ハンガリーのMTI通信が報じた。

発端となったのは、ハンガリーのシヤールト外相が今月15〜16日に韓国を訪問した際に、同社と行なった電話インタビューでの発言だ。

北朝鮮について「核兵器開発を企てる、イスラム国に次ぐ世界最大の脅威」「狂った共産主義独裁者に率いられた国で、核・ミサイル開発に全力を投じ、今年だけで24回もの(核・ミサイル発射の)実験を行っている」などと発言した。

この発言に対して、ハンガリーでの領事機能を兼務するオーストリア駐在の北朝鮮大使館は、外相の発言内容に不満を表し、釈明を求めた。

しかし、ハンガリー外務省は同大使館に対して口頭で「インタビューの内容は外相の発言が充分に反映されている」と説明を行った。

同国外務省は29日に、シヤールト外相の発言を確認した上で、「ハンガリーは共産主義の残虐な歴史を経験しているため、北朝鮮の状況に対して把握している。ハンガリーは北朝鮮の抑圧的な政治体制が、数百万人の人々の命を危険にさらしていることについて、重大な懸念を持っている」との立場を明らかにした。

また「ハンガリーは、朝鮮半島のみならず地域全体の安定を脅かす北朝鮮の核開発に最大の非難と懸念を表明する」と強調した。

ハンガリーは第二次世界大戦後に社会主義国となった。80年代後半に民主化運動が起こり社会主義体制が崩壊するまでは、北朝鮮と友好関係を結んでいた。しかし、1989年に韓国と国交を結んでからは、北朝鮮と距離を置くようになった。