パクチー

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2016年も、今日で終わりですね。何かやり残したことはありませんか?

パクチー嫌いな人。もし、克服するなら、今日のうちにいかがでしょうか。というのも、大手グルメサイト『ぐるなび』が主催した、2016年今年の一皿は、「パクチー料理」。かつてはエスニック料理の「薬味」であったパクチーが、業態を越えて近年「主役」に転じた年と同社リリース。たしかに、山盛りのパクチーサラダや鍋など、多くの飲食店で目にするようになり、スーパーにもよく並んでいました。

香高き野菜の宿命か、苦手とする人も多く、肌感だけど、特になぜか男性には多い印象。女性は、普段から化粧品を付けていることもあり、香りに耐性があるのかしら…?

カメムシに似ているとも揶揄されるけど、あの香りの成分は、ゲラニオールというもの。詳しく調べてみると、ゲラニオールには、強い殺菌・抗菌作用があり、ラベンダーのアロマオイルの中に含まれているのも同成分。香水によく使われ、モモやリンゴ、ライム、オレンジのような芳香として用いられるとのこと。パクチーのあの香りからは想像できないけど、純粋な成分は一緒なんですね。ほら、少し食べたくなってきたでしょう?

●パクチーは健胃・催眠・催淫!?

もう少し…。パクチーを食べたくなるエピソードをひとつ。

パクチーは2000年以上前からすでに利用されていたといわれており、紀元前16世紀の医術所『エーベルス・パピルス』や『聖書』にも、その存在が記載されているとのこと。ギリシャ時代には、医学の父ヒポクラテスが、パクチーの健胃や催眠作用に注目し、利用していたともいいます。ほら、体にいい気がして、食べたくなってきたでしょう?

では、ダメ押しでもうひとつ。

過去の文献などをたどると、パクチーはそうした健康効果以外にも、意外な効果を期待して使われていたという記載も。『千夜一夜物語』のなかには、愛の媚薬として登場。パクチーの催淫効果がどれほどかはわかりかねるけど、今ほど医学が進歩していない時代に書かれた作品のなかでそのような記載がされているということは…、なんとなく試してみたくなる魅力がありませんか?

(文・団子坂ゆみ/考務店)