エリート輩出した日本統治時代の診療所、修復経て一般公開へ/台湾・嘉義

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(嘉義 31日 中央社)日本統治時代に建てられた「林開泰診療所旧宅」(嘉義県)が29日、所有者から同県政府に寄贈された。張花冠県長は、調査と修復を終えた後、市民に一般公開する考えを示した。この建物は世界的に活躍する台湾のダンスカンパニー「台湾クラウド・ゲイト」(雲門舞集)の創始者、林懐民氏が幼少期を過ごした場所でもある。

同診療所は医師、詩人として知られた林開泰氏により、1932(昭和7)年に建造された。張県長によると、林開泰氏の子孫はその多くが博士やエリートになっており、同所は地元の人々から「博士のすみか」と呼ばれているという。長男の林金生氏は嘉義県初の民選県長で、林懐民氏はその息子にあたる。

寄贈式には子孫の一人、林松茂氏が代表として出席。同氏によると、建物には西洋と日本、ビン南(中国大陸・福建省南部)の3つの様式が建築に使われている。今年3月には嘉義県政府が古跡に登録し、調査や修復を進める姿勢を見せていた。(ビン=門がまえに虫)

(黄国芳/編集:杉野浩司)