出会い系で知り合った女性を殺害した男(出典:http://www.chron.com)

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出会い系のウェブサイトやアプリで見知らぬ異性と気軽に知り合いになることに潜む大きな危険。これまでもそれが原因で起きた海外の殺人事件を何件かお伝えしてきたが、このたびの話題はメキシコから。被害者となった女性の遺体はすでに薬品で溶解され、愛する両親のもとに戻ったのは骨と衣類だけであったことを米メディア『chron.com』が伝えている。

メキシコシティでこのほど、エマニュエル・デラニ・ヴァルデス・ボカネグラという26歳の男が出会い系アプリの「Tinder」で知り合った女性を殺害したとして逮捕された。亡くなったのはフランシア・ルス・イバラさん(26)。今月3日、グアナフアト大学時代の友人と映画を観る約束をしていたが、いくら待っても彼女が現れないことを友人は心配し、その後家族から捜索願が出されていた。

その友人はフランシアさんのSNSの投稿内容を細かくチェックし、そこで浮かび上がったのが出会い系サイト「Tinder」の利用と、それにより数か月前から会うようになっていたエマニュエルの存在であった。警察はエマニュエルが暮らすアパートで家宅捜索を行い、バルコニーから人骨らしきものが入ったゴミ袋と衣類が入った袋を発見。DNA検査でそれらがフランシアさんのものであると判明すると、エマニュエルはフランシアさん殺害の事実を認めた。

グアナフアト州司法長官のカルロス・ザマリッファ・アギーレ氏は、エマニュエルが証拠隠滅のため遺体を薬品で溶かしていたことを発表。水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)および塩酸が入った缶をそれぞれ回収したとしている。なお、殺害の動機についてエマニュエルは「何回か会っているのに体の関係に進もうとすると拒まれ、カッとなった」と話しているもようだ。

出典:http://www.chron.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)