「あなたは何人ですか?」と聞かれたら、多くの人は迷わずに答えられるでしょう。また「嫌いな国はありますか?」という質問にも、少し考えるかもしれませんが、ほとんどの人は答えられるのではないでしょうか。

でも、自分のルーツは意外なところにあったりするものです。旅行会社の「Momondo」は、67人のDNAを検査して、自分のルーツを知ることができるキャンペーンを行いました。いったいどのような結果になるのでしょう。

誰もが「自分は何人か」
知っている

「私はイングランド人です。自分の国に誇りを持っている。嫌いな国はドイツだな。どうも馬が合わない」

「私は100%アイスランド人だよ、絶対にね。だから僕は君より優秀だし強い。世界の中でも、とくに重要な人種だと思っているよ」

「私はスコットランドのケルト人。母の結婚式の写真は、ケルトの民族衣装でした。嫌いなのはトルコ。トルコ人が、というわけではなく、トルコ政府が本当に嫌いなんです」

誰もが「自分が何人か」という問いにはスッと答え、嫌いな国もある。さて、ここからは唾液を採取して、DNA検査に移ります。

自分の「ルーツ」は
どこにあるの?

2週間後、検査結果が配られました。

そこに記されていたのは、自分で思っていたよりずっとたくさんの国の名前。

「30%はイギリス。そして5%は…ドイツ人だって!?」

「東ヨーロッパ、スペイン、イタリア、ポルトガル、ギリシャ…まじかよ」

自分で思っていたよりもたくさんの国の血筋が入っていること、また自分が「嫌い」とまで言った国のDNAも含まれていることがわかり、戸惑う人も。

でもみんな、嫌悪感を露わにするのではなく、どこか拍子抜けしたように苦笑しています。

そして、参加者の中に
本人も知らない血縁関係が…

開封が終わったあと、主催者から衝撃的な事実が告げられました。

「じつはDNA検定の結果、この中にあなたの“いとこ”がいることが判明しました」

おそらく、生まれて初めて出会ういとこ同士。

「知ってた!?」

「いや、全然知らなかったんだ。僕だってドキドキしてるよ」

そして主催は、こう質問したのです。

「ここに書かれている国、すべてに行ってみたいですか?」

あなたの「遠い親戚」に
会いに行ってみませんか?

参加者たちの答えは「もちろん!」。最初にお伝えした通り、キャンペーンを実施した「Momondo」は、旅行会社。

この「The DNA  Journey」は「Let's Open Our World」というプロジェクトの一環として企画されたもの。世界規模で調査を行い、各国の大使館と連携し、旅行をより価値あるものにするためのものだそうです。

残念ながら、世界は偏見に満ちています。でも本来、民族や国境は、人が考えているよりもずっと曖昧なものなのです。生物学的な事実として、人類はお互いに親戚同士だとも言えるでしょう。

そう考えると、今まで候補にも上がらなかった見知らぬ土地でも足を運んでみたくなりませんか?

Licensed material used with permission by momondo