Inc.:10年前の世界の様子を覚えていますか?

2016年が終わろうとしている今、2006年12月の生活を思い出そうとしてもなかなかできません。調べてみると、まだiPhoneは登場前、SNSは大衆現象と呼ぶには程遠い状態、Airbnbは創設者たちのアイデア段階だったようです。オンラインでつながっていたのは世界の20%未満で、自動運転車はSFの世界にしか存在しませんでした。

技術の進歩は目覚ましく、大きな変化の数々が想像を絶するスピードで訪れます。そのため、このように後から振り返っても経過を追うのはとてつもなく難しいのです。

2006年の暮らしを思い出すことすらできないというのに、今から10年後のことを正確に予想できるはずがありません。現時点でわかるのは、想像よりもずっとずっと大きな変化が起きていることぐらいでしょう。

専門家が予測する10年後のテクノロジー

アマチュアによるテクノロジーの未来予想図ほど無用なものはありませんが、イノベーションがメインストリームになる時期を予測することを専門とするエキスパートはたくさんいます。おそらく、彼ら以上に10年後の暮らしを正確に予想できる人はいないはず。世界経済フォーラムのソフトウェアと社会の未来を考えるグローバル・アジェンダ・カウンシルが、そのようなエキスパート818人を対象に調査を行っています。

800人を超える専門家は、2025年までの技術革新をどう予測したのでしょうか? レポート全体が見どころ満載なのですが、ここではその中から驚きの15項目を紹介します。今後10年で、こんなテクノロジーがメインストリームになるかもしれません。(カッコ内はそのようなシフトが起こるだろうと答えた回答者の割合です)

10%の人がインターネットに接続された服を着ている(91.2%)
米国初のロボット薬剤師が登場(86.5%)
読書用メガネの10%がインターネットに接続されている(85.5%)
初の3Dプリント自動車が生産開始(84.1%)
国勢調査をビッグデータソースで置き換える政府が初登場(82.9%)
身体に埋め込む携帯電話が初めて商用販売へ(81.7%)
消費者製品の5%が3Dプリントで作られている(81.1%)
米国の道路を走る自動車のうち10%が無人運転車(78.2%)
3Dプリントされた肝臓の初移植に成功(76.4%)
企業監査の30%が人工知能で行われている(75.4%)
政府が初めてブロックチェーン経由で徴税(73.1%)
家庭へのインターネットトラフィックの半分以上が家電やデバイス向け(69.9%)
世界的に、自家用車よりもカーシェアリングによる移動のほうが多くなる(67.2%)
人口5万人超で信号のない市が初登場(63.7%)
企業の取締役会に初のAIマシンが登場(45.2%)

これらのテクノロジーは、私たちにどのような機会と変化をもたらすのでしょうか? レポート全体(英語)を読むと、たくさんの意見を知ることができます。


15 Wild Tech Advances That Are Coming Way Sooner Than You Think | Inc.

Jessica Stillman(訳:堀込泰三)
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