世界で最も楽しい都市として1位に輝いたのはシカゴ。ワークライフバランスの充実が評価された

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地域密着型のシティガイドとしてグローバルなブランド認知を有する「タイムアウト」は、現在最も活力があり、グルメとカルチャーが充実している都市はどこか、また、人々は都市で何をしていて、それがどのように変化しているのかを知ることを目的に、楽しい都市生活に必要なものを「ダイナミズム」「インスピレーション」「フード&ドリンク」「コミュニティ」「社交性」「金銭面」の特性から調査し、世界18都市2万人にアンケートを行った「都市ランキング」を発表した。

【画像を見る】メルボルンは様々なところで企画されている「住みよい都市」のランキングにおいてよくトップ付近で見かける都市だ。

■ 第1位フレンドリーな都市「シカゴ」

世界で最も楽しい都市として1位に輝いたのは「シカゴ」。レストラン、バー、地域性、物価の特性において最も高い評価を獲得した。シカゴ市民はどの都市に住む人よりも見知らぬ人と親しく会話を交わし、デートに出かけ、ワークライフバランスの充実した生活を送っている点が高く評価され見事1位に。

■ 第2位住民満足度No.1「メルボルン」

続いて2位は「メルボルン」。クオリティオブライフの点では世界1位の都市。暮らしやすいと回答した人が過半数以上おり、75%の人がメルボルンでの暮らしを大好きだと強く肯定した。“オーストラリアの宝石メルボルン”の名前は伊達じゃない。

■ 第3位運命の相手が見つかる都市「リスボン」

3位の「リスボン」は、世界で最も社交的な都市だ。友達や恋人を見つけるのに抜群で、恋の街として有名なパリにも勝るほど。知り合いと出会う可能性が最も高く、隣人とも良好な関係を築けるため、孤独を感じる住人が最も少ない都市ということが明らかになった。他にも、ナイトライフにかかる平均費用が最も少ないこと判明した。

以下4位にはあらゆるライフスタイルに寛容な都市「ニューヨーク」がランクイン。アート、ナイトライフ、ファッション、音楽などの最新カルチャーの発信源であり、あらゆる人やライフスタイルを受け入れる都市として住民から高い評価を得た。

一方、東京はパリと並んで人々が劇場や美術館に訪れる頻度が最も高く、文化的な都市1位として認定、総合では13位という結果になった。しかし、セックスの回数でもトップに躍り出たパリとは対照的に、東京は人々が最もセックスをしない都市であることも明らかに。その他にも、サンパウロと並んで眠らない都市1位となり、仕事にストレスを感じる人が最も多いストレスフルな都市1位という結果も。また、東京は住みやすいと言われているが、愛着を持っている人は少なく「東京に住むのが好き」と回答したのは40%で、「活力に溢れ、生き生きと暮らせる」に強く同意するのは31%ほどだ。「東京にあるものを最大限活用している」と答えたのが最も低い16%だというのを考えると、人々は忙し過ぎるのかもしれない。

十人十色ならぬ“十都十色”な世界の都市。自分にピッタリな街を見つけに海外に足を運んでみてはいかが。【ウォーカープラス編集部/コダマタイチ】