26日、毎年10月になると、明け方4時ごろにソウルの光化門通りを歩く88歳の日本人がいる。写真は光化門。

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2016年12月26日、韓国のオーマイニュースによると、毎年10月になると、明け方4時ごろにソウルの光化門通りを歩く88歳の日本人がいる。

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熊本に住む甲斐利雄さん(88)は「明成皇后(=閔妃。李氏朝鮮第26代王・高宗の妃で、乙未事変で暗殺された)を考える会」の代表を務めており、20年以上にわたって命日の10月に、日本人訪問団を結成して京畿道南揚州市洪陵にある明成皇后の墓地を参拝している。

甲斐さんは熊本・阿蘇で中学校の教師をしていたが、退職後、「明成皇后暗殺事件」の実態を明らかにすることに残りの生涯を捧げてきた。暗殺に加担した子孫らの元を訪れて先祖の過去の過ちを伝え、それをきっかけに子孫らが墓地に赴いて謝罪することもあったという。

今月13日には、韓国・順天郷大学新聞放送学科の学生訪問団が熊本を訪れた。懇談会の席で甲斐さんは、毎年ソウルに行くと明け方4時ごろに光化門通りを歩いていることを明らかにした。「約120年前の明け方5時、48人の日本人が明成皇后の暗殺のため襲撃隊を構成して慶福宮を攻めた。軍事訓練もろくに受けていない一般の日本人が暗殺することなどできたのかという疑問から、毎年似たような時間の4時に歩いている」という。

これを受け、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「こういう人が一人二人と増えていくと、歪曲された歴史観も立ち直っていくだろう」
「日本にこんな人がいたなんて。びっくり」

「日本は悪い。そうじゃない何人かと、彼らと利益を共有して沈黙する人たちがいるだけ」
「曲げられた歴史を正す日本人もいるが、偏った内容の教科書で教育しようとしているやつらを何とかしてほしい」
「韓国の歴史学者がやるべきことを…」

「国が滅びかけたっていうのに王妃?朝鮮の民たちのためにも死ぬべきだった」
「明成皇后じゃなくて閔妃と言ってくれ。日本人が暗殺していなかったら民衆が捕まえて殺していたはず。王朝が始まって以来の最悪な王妃、高宗と共に国を売って滅ぼした女」

「忘れないようにしよう。国力が衰えたらまたこういう事件が起こる。今また大統領の一味が国家を苦しめている」

「どこの国も半分はいい人。韓国もいい半分に入れるように常によく考え、反省し、努力しなければならない」
「過ぎたことは忘れられやすい。しかし、われわれが生きている現実は過去を作り出す。未来を考えるなら、必ず現在の分身である過去を疎かにしてはいけない。過去の反省はより良い未来をつくる原動力の役割をするから」(翻訳・編集/松村)