中朝貿易の最大拠点である、中国遼寧省の丹東市には、ビジネス、買い出し、親戚訪問、出稼ぎなど様々な理由で北朝鮮の人々が訪れる。彼らはどんなものをお土産として買うのだろうか。ロイター通信が報じた。

丹東で電化製品販売店を営む男性によると、店を訪れる北朝鮮の貿易関係者によく売れているのが、マイクロSDカード。用途はもちろん、韓流ドラマの保存だ。

この店では、韓流ドラマのファイルをメモリーカードやDVDにコピーするサービスを行っている。以前はUSBメモリーが人気だったが、北朝鮮当局が取り締まりを強化したため、最近ではマイクロSDカードの人気が高まりつつあるという。爪のほどの大きさで、取り締まりを受けても隠しやすいからだ。

一方、電化製品市場の向かいで玩具店の一番の売れ筋商品は、テディベアだ。

経営者の女性によると、この店には以前から、丹東の北朝鮮レストランに務める北朝鮮女性が大勢訪れていたが、何も買おうとしなかった。それがここ数年で積極的にショッピングを楽しむようになった。

「テディベアを北朝鮮に持って帰ってもいいと許可が出たのだろう。このテディベアが、彼女たちが生まれて初めて買うぬいぐるみかもしれない」(経営者)

一方、全体の客足は落ちている。国連安保理の制裁で、北朝鮮から中国に来る北朝鮮の人の数が減ったと言われているが、客足の落ち込みでそれを実感すると述べた。

北朝鮮事情に詳しい情報筋は「外国のメディアが北朝鮮の人々のファッション、恋愛、若者の朝鮮語の発音にまで影響を与えている」と説明した。