蔡英文総統

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(台北 29日 中央社)蔡英文総統は29日、総統府人権諮問委員会の会議に出席し、新竹市の高校で行われた開校記念祭で一部の生徒がナチス・ドイツの軍服を真似た服装を着用した騒ぎについて「間違ったのは生徒ではなく、われわれ大人たちだ」との認識を示した。

蔡総統が今回の騒ぎについて言及するのは初めて。これまでに駐台北イスラエル経済文化弁事処(大使館に相当)が非難したほか、ドイツの対台湾窓口機関、ドイツ在台協会も遺憾の意を表明している。

蔡総統は「われわれは生活の中にある差別や偏見を軽視し、自国における人権侵害の歴史から教訓を学ぶことを生徒に教えなかった」とし、「一人ひとりが反省し、二度と同じようなことが起きないようにしなければならない」と語った。

また、人権教育の重要さを知らせてくれたと語り、さまざまな教科で人権について触れる機会を増やす考えを述べた。

問題の高校は24日、誤解を招き友好国や人民の感情を傷つけたとして謝罪。同校の校長は翌日、責任を取り辞意を表明した。また、歴史や公民科教師で構成される団体らも連名で謝罪文を発表している。

(葉素萍、陳至中、呂欣ケイ、魯鋼駿/編集:齊藤啓介)