米アマゾンの人工知能スピーカー「エコー」。英ロンドンで行われた発表会にて(2016年9月14日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】殺人現場を「目撃」した人工知能(AI)は、果たして捜査当局の聴取に応じてくれるのだろうか――? 米アーカンソー(Arkansas)州で起きた殺人事件をめぐり、現場から回収されたインターネット通販最大手の米アマゾン・ドットコム(Amazon.com)の人工知能「アレクサ(Alexa)」に注目が集まっている。

「アレクサ」は、アマゾンの人工知能スピーカー「エコー(Echo)」に搭載されたAIパーソナルアシスタント。米検察当局が「話を聞きたい」としているのは、2015年11月にアーカンソー州ベントンビル(Bentonville)で起きたビクター・コリンズ(Victor Collins)さん(47)殺害事件の現場となった民家から回収されたものだ。

 コリンズさんはジェームズ・ベイツ(James Bates)被告の自宅の風呂場で、絞殺遺体で見つかった。

 ベントン郡(Benton County)検察当局の声明によると、検察は事件に関する証拠が回収した「アレクサ」に記録されている可能性があるとして、このほどアマゾンに対して情報開示を要請する捜査令状を取った。

 この事件は、ユーザーの言動をデータとして記録するデジタル機器が増える現代において、プライバシーとテクノロジーの問題を提起している。報道によればベントン郡検察当局の情報開示要請は今週初めに行われたもようだが、当局がスマートデバイス(多機能情報端末)に記録された情報を犯罪捜査の証拠として要求するのは、今回が初とみられる。
【翻訳編集】AFPBB News