製造業の技術水準や競争力がもっとも高いのはどの国だろうか。もちろんこの問いに答えるのは簡単ではない。なぜなら製造業といってもその範囲は限りなく広いため、ある国のある製品が他国の製品より優れていたとしても、別の製品で比較すれば品質の優劣が逆転することもあり得るからだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 製造業の技術水準や競争力がもっとも高いのはどの国だろうか。もちろんこの問いに答えるのは簡単ではない。なぜなら製造業といってもその範囲は限りなく広いため、ある国のある製品が他国の製品より優れていたとしても、別の製品で比較すれば品質の優劣が逆転することもあり得るからだ。

 しかし、中国メディアの東方頭条は22日付で、自動車産業のレベルは一国の製造業全体のレベルの高さをはかるバロメーターになると説明している。

 最初に記事は、自動車産業が製造業全体のレベルをはかるバローメーターになるという主張の根拠について、性能が良く、安全性の高い自動車を作るためには技術の質のみならず、サプライチェーンの複雑さや多様性、産業全体が成熟している必要があり、製造業全体の質が高いことが求められるためだと主張した。

 続けて、同規準から見れば、日本、米国、ドイツが世界の三大工業国と呼ばれるにふさわしいという見方を示し、また「日本人が特に優れているのは無駄を減らすことであり、何が無駄かを常に思考している」と称賛しつつ、「日本人は無駄を省くと同時に細かな点にも執着する」とも指摘。それゆえに日本人はトヨタ生産方式のような優れた生産方法を生み出すことができると説明し、「これがすなわち日本の製品が高いコストパフォーマンス、最先端の技術、確かなクオリティを持つ理由である」と絶賛した。

 クオリティの高い製品を開発することに成功しても、その製品のクオリティを落とさずに低コストで大量生産することは容易ではない場合が多い。しかし記事は、トヨタ生産方式のような生産方法は、最先端の科学技術が駆使された製品のクオリティを落とさずに可能な限りコストを抑えた大量生産が可能であるとみており、こうした点にも製造業全体における日本人のレベルの高さが反映されているという見方を示している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)