ディズニーアニメ『ズートピア』は累計興収76.2億円を記録した/[c]2016 Disney

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社会現象を巻き起こした『君の名は。』(公開中)や、日本製作としては約12年ぶりのシリーズ最新作となった『シン・ゴジラ』(公開中)など、何かと日本映画が話題を席巻していた本年。しかし、洋画も負けじと話題作が誕生していた。今回は、そんな2016年に大ヒットした洋画を振り返りたい。

【写真を見る】『ファインディング・ドリー』では“赤ちゃんドリー”が可愛いと話題に!/[c]2016 Disney / Pixar. All Rights Reserved.

累計興行収入が76億円を超え、2016年の興行収入ランキング4位となっているディズニーアニメ『ズートピア』(16)。動物が人間さながらに2本の足で歩き、“ズートピア”と呼ばれる社会で暮らす姿のキュートさと、その反面、物語に隠された“多様性”を尊重するシリアスなメッセージが反響を呼び、子どもから大人まで楽しめる普遍的なエンタテインメント作品として、日本の観客にも愛された。

GW前に封切られてからというもの、11週目まで興収ランキングの1〜3位をキープ。驚異的なヒットを記録したまま、12週で上映が終了する形になった。

『ズートピア』の直後に公開を迎えたのが『ファインディング・ドリー』(16)。オープニング記録は『ズートピア』の2倍近くの数字をたたき出した。本作は、2013年に公開された『ファインディング・ニモ』(03)のキャラクター・ドリーが主人公の物語で、公開前からキャラクターの浸透度が抜群だったこともあり、前作に続く大ヒットとなった。結果、累計興収は68億円を超えている。

8月に入り、『シン・ゴジラ』や『ONE PIECE FILM GOLD』(16)など強力な夏休みの日本映画が並ぶなか、それらを抑えて2週連続で興収ランキングの首位を獲得したのが『ペット』(16)だった。『ミニオンズ』(15)でおなじみのユニバーサル・スタジオによるアニメーション。普段は愛くるしい動物たちが、“飼い主には見せない裏の顔”に着目した設定が新鮮だった。

さらに、『ハリー・ポッター』シリーズの新章として現在公開中の『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』も忘れてはならない。今年公開の実写映画では最速となる19日間で累計興収40億円を突破し、ヒット街道を邁進中だ。主人公は、『ハリー・ポッター』にも登場する教科書「幻の動物とその生息地」の著者で、魔法動物学者のニュート・スキャマンダー。彼と共に活躍を見せる個性豊かな魔法動物たちのキュートさには、シリーズファンも唸ったことだろう。

ここまで見ると2016年の洋画は“動物モノ”の活躍が目立ったが、その陰で『オデッセイ』(15)や『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』(16)など“宇宙モノ”も健闘していた。現在、絶賛公開中の『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』も好調なスタートを切っており、どこまで記録を伸ばしていくか楽しみだ。

2017年は『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(17年7月1日公開)や『スパイダーマン:ホームカミング』(17年8月11日公開)、『トランスフォーマー/最後の騎士王』(17年夏公開)など、強力シリーズの新作が多数公開を控えている。どの作品が映画ファンの心を掴むのか、邦画に負けじと映画館を盛り上げてくれる洋画の登場に期待したい。【トライワークス】