元清純派なのに、イタいおばさん役が最高!秋ドラマの助演女優賞はあの人

写真拡大

【ドラマ好きライターのスナイパー小林が勝手に表彰!2016秋ドラマ 助演女優賞編 前編】

 2016年秋ドラマが終わった。助演女優さんを選考していったら、欲が出すぎて結局4人も選んでしまうという結果に。カテゴライズも2枠におさまったので順にご紹介して参ります。まずは、劇団女優の底力を見せたふたりを。

◆イタい女という新しい枠を確立

●助演女優賞:水野美紀/「黒い十人の女」(日本テレビ)
※参考記事「バカリズムの描く不倫がクズすぎて爽快!『黒い十人の女』はこの秋一押しのドラマ」

 2016年、水野美紀が輝いていた。「家族のカタチ(TBS)」「ラブソング(フジテレビ)」と立て続けにドラマに出演して今秋は「黒い十人の女(日本テレビ、読売テレビ)」に。そこで演じていたのはアラフォー、愛人歴8年の売れない舞台女優。同じ男が抱える9人の愛人でいつの間にかリーダーとなり、他の愛人に余計なおせっかいばかりを焼く……そう、近所のうるさいおばさん臭を見事に演じていたのが彼女。ドラマ内でのカフェラテや焼きそばを頭からぶっかけられるシーンが衝撃的に楽しかった。これは彼女が美人だからこそ許される快挙ではあるのだけど。

 その昔「踊る大捜査線(フジテレビ)」で演じた清純な雪乃役から、かなりの変身ぶりだ。でも、42歳の女優・水野美紀はいい年の取り方をしている。プライベートでは3月に出会って3カ月でのスピード婚、年末には妊娠と公私ともども充実。まさに激変の1年間だったであろう彼女。年明けからは「奪い愛、冬(テレビ朝日)」でドロドロ愛を魅せてくれるらしいので、これまた楽しみ。

◆本物の地味にスゴイ!はこちら

●助演女優賞:江口のりこ/「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」(日本テレビ)
※参考記事「石原さとみが女版・キムタクになりつつある!? 水曜ドラマのココが気になる」

 言動もファッションも目立つ河野悦子(石原さとみ)とは対照的に、いつも就活生のようなスーツを着て、デスクでひたすらゲラと向かい合っている校閲部の藤岩りおんを演じた江口のりこ。

 彼女を世に知らしめたのは、やっぱり朝ドラの「マッサン(NHK)」。夢を語る若い男と駆け落ちするという役どころが印象的だった。

 少しだけネットで調べると、彼女は劇団所属でかなりのキャリアを持っている。テレビドラマで覚えられるようになったのは最近でも、過去には主演映画で官能的なシーンを演じたことも。

 身長も声も大きい。存在感を放つ女優だ。ドラマを見ていくなかでいつの間にか目が離せなくなって、今回名前を挙げた。きっと来年も注目度が高まるはず!

<TEXT/スナイパー小林>
【スナイパー小林 プロフィール】
ドラマ解説、芸能、恋愛、カルチャー、美容・健康ネタ好きのライターであり、編集者であり。執筆や編集を手がけた媒体は100冊以上。約20年以上ドラマをこよなく愛し、ついには趣味が仕事になった幸せ者のアラフォー。Twitter:@hisano_k