2016年の中国の出来事を振り返る「中国10大ニュース」。今回は上海ディズニーランドを取り上げる。写真は上海ディズニーランド。

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2016年に中国で起きた大きな出来事、話題となったニュースを10回にわたって振り返る。今回取り上げるのは、上海ディズニーランドの開業。

中国本土初となる上海ディズニーランドが6月16日に正式オープンした。広さはサッカー場56個分。中国政府は開園7カ月前に偽物ディズニーグッズを対象とした取り締まりキャンペーンを開始し、市は周辺の環境汚染対策として汚染度の高い企業153社の閉鎖計画を打ち出すなどの下地作りを進めた。

ただ、期待と歓迎ムードが高まる一方、テストオープンでは参加者から「食べ物の料金が高すぎる」と不満の声が噴出したり、続出するマナー違反が話題となる一面もあった。半日で2万人が押し寄せた開園初日はアトラクションが故障するというアクシデントまで発生。8月には5つの人気アトラクションが点検修理のため突然運転を停止したため入場待ちの列を作っていた観光客が激怒するというトラブルも起きた。

開業前に予測されていた上海ディズニーの初年度入場者数は延べ1200万人だ。3月28日午前零時に始まった公式ウェブサイトでのチケット販売には開始30分で500万件以上のアクセスが集中、開園から1カ月足らずで入場者は100万人近くに達したとの報道も出たが、その後は人気の陰りを指摘する声も。さらに、中国のテーマパーク乱立を危ぶむ声も聞かれる。18年には7番目のエリアとなる「トイ・ストーリーランド」のオープンを目指す上海ディズニー―。今後の運営に注目が集まりそうだ。(編集/野谷)