数年前から「DIY」や「カスタマイズ」人気が拡大しています。DIYは「Do It Yourself」の略。実践している人や関心がある人も多いのではないでしょうか。実際にはどのくらいの人が、どの程度のDIYをしているのでしょう。マイボイスコム株式会社が実施した“DIYリフォーム”に関するインターネット調査の結果をお届けします。

DIYリフォーム経験者はどれくらい?

まず、住まいの設備を自分でリフォーム・修理したことがあるかについて聞くと、「現在の住まいの設備を、自分でリフォーム・修理・交換などをしたことがある」が19.2%、「現在の住まいではないが、自分でリフォーム・修理・交換などをしたことがある」が4.7%という結果に。いずれかに回答したDIYリフォーム経験者は23.2%、男性や高年代層で高く、男性50代以上では3割強みられます。また、現在の住まいのDIYリフォーム経験者は、持ち家居住者で2〜3割、賃貸居住者では約6%です。

現住まいの設備のDIYリフォーム経験者は2割弱。

さらに、実際にDIYリフォームした部分については、「照明の取替え・追加」「ふすま・障子・網戸の張替え」が経験者の4割前後、「水栓の修理・取替え」「部屋の壁紙・クロスやタイル等の修復・張替え」「便器の修理・取替え」が2割台となっています。
「照明の取替え・追加」「水栓の修理・取替え」「便器の修理・取替え」「換気扇の修理・取替え・追加」は、男性高年代層で比率が高い傾向に。持ち家・中古居住者では、壁紙・床の張替えやトイレ・キッチンの内装などの項目が高くなっています。

照明を変えると部屋の印象も変わりますね。

DIYリフォームのきっかけ・理由は、「設備等の老朽化・故障」「自分でやった方が安くできる」が4〜5割、「簡単にできそうだった」が3割、「修理すれば使える」「より快適に暮らせるようにしたい」「自分で作ったり修理したりするのが好き」が2割前後となりました。

DIYするとき、参考にするのは?

DIYリフォーム実施時の参考情報は、「店頭で材料などを実際に見て」「リフォームやDIYに関する情報サイト」「メーカーや店舗のホームページ」が2割前後となっています。
「店頭で材料などを実際に見て」は男性50代以上や女性40・50代以上で1位、他の年代では「リフォームやDIYに関する情報サイト」が1位に(女性30代は「家族や友人・知人の意見」と同率)。女性では「家族や友人・知人の意見」の比率が高くなっています。

みんながDIYリフォームしたい内容については以下のような意見が。

・壁紙を変えたり、部屋をふたつにしてみたりしたい(男性20歳)
・持ち家を購入したらウッドデッキをつくりたい(男性33歳)
・機材を揃えられれば、いろいろな事をしたい(男性68歳)
・不要な壁や扉をなくして、オープンな家にしたい(女性29歳)
・床の張り替え、壁紙の張り替え、ウォールラックなどの収納家具の作りつけ、外壁の塗装。水回りだけは難しそうなので、それ以外、できるのであれば自分でやりたい(女性32歳)
・もっとテーマを決めたおしゃれなインテリアに統一したい(女性35歳)
・賃貸でも貼れる壁紙や畳をフローリングに換えて暮らしやすくおしゃれな部屋にしたい(女性49歳)
・窓を閉めてしまうと外が見えないので窓ガラスを交換したい。照明設備のレイアウトや明るさの調節をしたい(女性45歳)

壁紙を貼り替えたり、小さな棚を付けてみるといったDIYなら、気軽に始められそうですね。なかには、壁を取り除いたり、ウッドデッキを作ってみたいという人も。ものづくりが好きな人は、今年の趣味にしてみては!?

【参考】※ MyVoice