共演のブライアン・コックスと楽しんだエピソードを話すエミール・ハーシュ

写真拡大

 映画『イントゥ・ザ・ワイルド』のエミール・ハーシュが、新作ホラー『ジ・オートプシー・オブ・ジェーン・ドウ(原題) / The Autopsy of Jane Doe』について、アンドレ・ウーヴレダル監督と共に、12月8日(現地時間)AOL開催のイベントで語った。

 親子で検視官を務める父親トミー(ブライアン・コックス)と息子オースティン(エミール)は、これまでさまざまなダメージを受けた無残な遺体を調べてきた。ある日指紋が分からない身元不明の真っ白な女性の遺体の死因を調べていくうちに、彼女が悪魔崇拝の儀礼による虐待を受けていたと知ったことから、検視室で不可解な出来事が起こり始める。映画『トロール・ハンター』で注目を浴びたアンドレ・ウーヴレダル監督がメガホンを取った。

 名優ブライアンとの共演について「彼は多くの面白い話題を持っていて、検視室という環境での撮影には、申し分ないくらい共演者として適していた。でも彼は血のりを見ると、急に(恐れから)尻込みをするんだ。だから、たまに僕がYouTubeで検視のビデオを見せたりすると、本当に驚いていたよ。その後2、3日経っても、彼は僕に『君が見せてくれたあのビデオのことが、ずっと頭にある。あの映像の血は、本当に真っ赤だったね』と話しかけてきて、本当に動揺していたんだと思ったよ」と語ったエミールは、撮影中はブライアンの反応を見て楽しんでいたそうだ。

 今作の準備について、エミールは「僕の30歳の誕生日に、ロサンゼルスの死体安置所を訪れた。そこの管理者によると、世界で最も大きな死体安置所がそこで、それまで目の前で死体を一度も見たことのなかった僕が、コストコのようなサイズの大きなスペースに配置された、プラスチック状に包まれた400人もの遺体を一挙に見たんだ。そのうちの5、6人の遺体の検視が行われていて、その瞬間はまるで自分の顎が地面に落ちたかと思うくらい驚いて、ある意味トラウマにもなった」と振り返った。

 脚本の惹(ひ)かれた部分について「脚本は熟考された内容だった。キャラクター同士の関係や、検視室内で徐々に怖さが増し、緊張感にあふれ、状況が悪化していく設定がとてもミステリアスで、一体この女性の遺体に何が起きたんだと知りたくなる」と答えたアンドレは、脚本を読みながら、さまざまなストーリー構成を予測していたそうだ。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)