サブウェイセラピー。カラフルなポストイットで埋め尽くされたアート【カヒミ カリィの Wherever I go】

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先日、NYのWest 14thStreet駅の地下道を通りかかったとき、地下鉄の壁一面にポストイットがギッシリと貼られていていて驚きました。
これはMatthew Levee Chavezというアーティストが始めた『サブウェイセラピー』と呼ばれるアート・プロジェクトで、地下鉄にテーブルとポストイット、ペンを用意し、行き交う人々が自由に言葉を書いてそれを壁に貼る、というものです。
元々は、ストレスを抱える毎日の中で誰かに話を聞いてもらいたい人を対象に話を聞いてあげることから始まったそうなのですが、アメリカの大統領選でドナルド・トランプが当選した直後からユニオン・スクエア駅の壁がポストイットで溢れかえっている、というのがニュースになっていました。
私がよく通りかかるWest14thStreet駅の壁まで広がっているとは驚きです。近くに寄ってメモを読んでみると、一つ一つはちょっとした言葉なのに、それが壁一面を覆うととても力強いメッセージになっていてとても興味深く感じました。
NYは世界各国からの移民で成り立つ超リベラルな街で、ヒラリー・クリントン氏が圧勝した事もあり、街中ではデモなども幾度となく行われずっと落ち着かない雰囲気なのですが、このポストイットによって、市民が持つ不安や怒りなどがポジティブなエネルギーに昇華され、また私達にとって癒しの場所になっているように感じます。前向きで行動力のあるニューヨーカーの底力を実感し、心強く思ったプロジェクトでした。
この一年も様々なことがありましたが、来年が素晴らしい年になりますように......。今年もブログを読んでくださり、どうもありがとうございました! どうぞ素敵な新年をお迎えください。2017年もどうぞよろしくお願いします。
(カヒミ カリィ)

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