28日、韓国メディアによると、10月にソウル地下鉄5号線の金浦空港駅で発生した、30代の乗客がホームドアに挟まれ死亡した事故について、韓国警察が「運転士と管制官がホームドアの操作方法を知らなかったために発生した」との結論を出した。写真は金浦空港。

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2016年12月28日、韓国・ソウル新聞によると、韓国警察は27日、10月にソウル地下鉄5号線の金浦空港駅で発生した、30代の乗客がホームドアに挟まれ死亡した事故について、「運転士と管制官がホームドアの操作方法を知らなかったために発生した」との結論を出した。

ソウル江西警察署は、運転士のユン氏(47)と管制官のソン氏(45)を業務上過失致死容疑で在宅起訴したと明らかにした。2人は10月19日午前、金浦空港駅で会社員のキム氏(36)が列車とホームドアの間に挟まれている状態で列車を出発させ、キム氏を死亡させた疑いが持たれている。

警察によると、韓国の駅に設置されているホームドアは通常、列車のドアが開くと自動的に開く仕組みになっているが、金浦空港駅のホームドアは手動で開かなければならない。しかし、運転士をはじめ、都市鉄道の従業員もこの事実を知らなかったという。

事故当時、目的の駅で降りそびれたキム氏は運転士のユン氏に非常電話をかけ、再びドアを開けるよう求めた。ユン氏は列車のドアを開け、ホームドアも自動的に開いたと考えていた。しかし、実際ホームドアは閉じたままだったため、キム氏は力づくで開けようとした。27秒後に列車のドアが閉まり、キム氏はホームドアと列車の間に挟まれた。周囲の乗客が非常電話で2度も状況を伝えたが、スピーカーの音量が小さく、ユン氏は気が付かなかったという。

その後も非常電話の通知ランプが点灯し続けていたため、ユン氏はソン氏に連絡したが、ソン氏は「とりあえず出発し、次の駅で確認しよう」と述べ、発車の合図を出した。結局、キム氏は約7メートル引きずられ、死亡した。

ソウル都市鉄道公社は「金浦空港駅のホームドアは手動で開閉しなければならないという事実は全ての運転士に教えている」と述べ、警察の取り調べ結果を否定した。

これについて、韓国のネットユーザーからは以下のようなコメントが寄せられた。

「典型的な人災だ!韓国人はみな安全不感症にかかっている」
「韓国のサラリーマンは毎日、命をかけて通勤しているんだね」
「ソウル市長は次期大統領選挙のことで頭がいっぱいで、市民の安全など眼中にない」
「『人が挟まっている』との言葉だけ聞こえなかったなんてことがあり得る?」

「なぜ無理に降りようとしたのか…」
「非常電話は乗客が降りそびれたことを運転士に伝えるためにあるのではない」
「非常電話を使った乗客が一番悪い。運転士も要求を無視して発車させるべきだった」
「電車をタクシーと勘違いしたのか?」
「韓国のせっかち文化が生んだ惨事」(翻訳・編集/堂本)