腸内細菌の関係

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子どもの腸内細菌を健康的に育むために、「腸内育菌」が重要だと言われている。近年増えているアトピーや花粉症などの免疫系疾患は、腸内フローラのバランスの崩れが関与していると指摘される。

腸内細菌群の構成はだいたい3歳までに作られる。そこで森永乳業は2016年12月28日、キャンペーンサイト「ビフィズス菌BB536のチカラ 子どもの便秘」をオープンした。同サイトのテーマは「育菌」。幼いうちに腸内の善玉菌、とくにビフィズス菌や乳酸菌を増やす生活・食習慣を心がけようと、母子に呼び掛ける。

便秘を放置すると腸内の悪玉菌が...

無菌状態の胎児は出産時に産道を通ることで母親の膣内細菌、腸内細菌を受け継ぐ。生まれた子は母乳や身の回りのものから菌を取り込み、腸内フローラを形成していく。

ところが近年は食生活の乱れや過度の清潔志向などによって、母から子へ腸内細菌がきちんと受け継がれなかったり、子ども自身による菌の取り込みが十分でなかったりするケースが見られる。

腸内の善玉菌が十分でない子はどうすればいいのか。「パルこどもクリニック」(群馬県伊勢崎市)の友政剛院長は、日々の食生活がカギを握ると指摘する。

「かぼちゃ・キャベツ・昆布などに多く含まれる水溶性食物繊維は、腸内フローラでビフィズス菌や乳酸菌などのプロバイオティクスの働きを助け、増殖を促進する働きがあります」
「腸内フローラは便秘と深く関係しているという意見もあります。そのため、腸内フローラを良好な状態に保つ食事を子どもに与えてあげることは、意義があるかもしれません」

森永乳業の資料によれば、腸内にうんちが長期間たまった状態の便秘は、悪玉菌を増殖させ、放置すると悪玉菌が発生した有害物質が腸壁から吸収され、不調や病気へとつながることから、決して軽視できない。

1969年に健康な乳児から発見された「ビフィズス菌BB536」は、動物の腸内からはほとんど見つからない、人に適したビフィズス菌だ。同社の長年の研究から、整腸作用、感染防御作用、アレルギー予防作用、血中脂質改善作用、発がん予防作用、骨強度増強作用など、数多くの機能性が明らかにされている。

例えば、ビフィズス菌BB536入りヨーグルトは、少量摂取でも便秘の改善作用が認められている。30人の便秘傾向者(排便回数週3回以下)に、30gもしくは100gのビフィズス菌BB356を含むヨーグルトを4週間摂取してもらったところ、どちらのグループにおいても、摂取開始1週間後から排便回数と便性において有意な改善が確認されたという。

子どもの健康を守るための「腸内育菌」に注目だ。