マスクと手洗いを徹底しよう(写真はイメージ)

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厚生労働省と国立感染症研究所は2016年12月26日、第50週(12月12日〜18日)のインフルエンザの流行状況を発表した。

それによると、定点当たりの報告数は前週よりも1.71人多い5.02人となり、43都道府県で前週より増え、本格的な流行に突入した。

都道府県別では福井県が11.16人で最も多く、富山県9.73人、栃木県9.53人、北海道9.33人、岩手県9.29人、福島県8.47人、沖縄県8.43人、群馬県8.34人、埼玉県7.01人、石川県6.42人、宮城県6.28人、東京都6.24人、神奈川県6.22人などの順になっている。

高熱が急に出て全身の痛みと倦怠感

この1週間に受診した患者数を推計すると約28万人となり、前週の約18万人より約10万人も増加した。年齢別では、10〜14歳が約5万人、5〜9歳が約4万人と子どもが多い。70歳以上の高齢者も約2万人いる。また、2016年第36週以降の累積の患者数は約96万人となった。

インフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2016年第46〜50週)ではAH3亜型の検出割合が最も多く、次いでAH1pdm09、B型の順だった。AH3亜型はA香港型(通称香港かぜ)とも呼ばれ、38度以上の高熱が急激に出て、体の節々が痛み、筋肉痛や全身の倦怠感、全身の悪寒、頭痛、せきや痰やくしゃみが激しく出るのが特徴だ。

予防や重症化防止にはワクチン接種が有効とされる。このほか厚生労働省では、マスクによる飛沫感染対策、手洗いの徹底、適度の湿度の保持、人ごみへの外出をさけるなどを呼びかけている。