ともに自動車の愛好者が多い日本と中国だが、その情報源のスタイルは微妙に異なる。中国ではネット上での情報収集がメインだが、日本ではネット上の情報もさることながら、なおも自動車雑誌から情報を得る人が少なくない。中国メディア・鳳凰網は23日、「日本の自動車雑誌には、何が書いてあるのか」とする記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)Chatchai Somwat/123RF)

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 ともに自動車の愛好者が多い日本と中国だが、その情報源のスタイルは微妙に異なる。中国ではネット上での情報収集がメインだが、日本ではネット上の情報もさることながら、なおも自動車雑誌から情報を得る人が少なくない。中国メディア・鳳凰網は23日、「日本の自動車雑誌には、何が書いてあるのか」とする記事を掲載した。

 記事は、「カーグラフィック」や「モーターマガジン」といった日本の著名自動車雑誌の特徴をそれぞれ紹介したうえで、「日本の自動車雑誌は成熟しており、内容や形式から総合モノと専門モノに分けられる」と説明。その多くは「真に消費者が見たいと思う内容になっている」とし、欧米や中国の一部自動車雑誌のような華麗さはないものの、しっかりとした観点を持っていると解説した。

 一方、中国では自動車専門ウェブサイトが発展しており、スピーディな情報提供を行っているため、中国の一流自動車雑誌はより突っ込んだ試乗リポートや専門的なテーマを持った内容になっていると説明。しかし、一部の一流雑誌を除いて、多くの自動車雑誌は「メーカーの要求に迎合することがメインとなっているほか、経費や人力の制約によって内容のクオリティが低い状況である」とした。そして、どの雑誌も似たり寄ったりの内容で自らの観点がなく、最終的には停刊せざるを得なくなってしまうと伝えた。

 記事は、創刊から十数年、さらには数十年の歴史を持つ日本の自動車雑誌には、「われわれが学ぶに値する部分がまだまだたくさんある」と説明。「どんな未来が来ようと、紙とインキからほとばしる自動車への愛情は、電子媒体では伝えられない」とし、日本の自動車雑誌は「内容こそ一番大事という定義を違った角度から示しているものなのかもしれない」と結んでいる。

 中国では、新浪や捜狐などポータルサイト内の自動車コンテンツに加え、「汽車之家」や「太平洋汽車網」などの自動車情報サイトが多数存在している。その情報量は非常に多く、知りたい情報はほぼネットで手に入れることができる。しかし、あまりにも多い情報量ゆえに、情報の質は玉石混交状態であると言わざるを得ない。消費者が知りたい内容を厳選して、信頼に足る情報伝達を行えるのが自動車雑誌の持つ強みと言えるだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Chatchai Somwat/123RF)