2016年12月26日に発表、2017年1月4日から発売される新型スイフト。

スズキの2016年は、軽自動車をのぞく登録車で念願の国内販売10万台を達成するなど、イグニス、バレーノと続けて新しい小型車を投入した新車効果を享受した年でもありました。

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2017年以降も小型車で10万台規模をキープさせ、さらに伸ばすために欠かせないのが新型スイフト。

新しいプラットフォームの採用やマイルドハイブリッドの設定をはじめ、スズキ初となる単眼カメラとレーザーレーダーを採用した「デュアルセンサーブレーキサポート」を採用。

こちらは、フロントスクリーン上部に配置される2つのセンサーがキモですが、フロントグリルにアダプティブクルーズコントロール用のミリ波レーダーも用意されるため、計3つのセンサーが搭載されていることになります。

2017年「初売り」の目玉として年末に発表された新型スイフト。最近ではヒットモデルのハスラーも年末発表、年明け発売を仕掛けています。

全長3840×全幅1695×全高1500mmという新型スイフトは、ボディサイズが比較的近いトヨタ・ヴィッツ(全長3885×全幅1695×全高1500mm)と競合しそう。

そのヴィッツは2017年1月中にもマイナーチェンジを敢行するという噂もあり、しかもついにヴィッツ・ハイブリッドを設定するのが濃厚というスクープ情報もすでに出回っています。

ヴィッツ・ハイブリッドはアクアと同じ1.5L+モーターになるのは間違いないでしょうからアクアから想像すると37.0km/L前後には少なくてもなりそう。一方、今回(まずは?)はマイルドハイブリッドのみとなる新型スイフトは、1.2Lエンジンとモーターの組み合わせでカタログ燃費は27.4km/L。約10km/Lの差が出ると予想できます。

プレス発表会では、すでにソリオに搭載されているストロングハイブリッド仕様について質問もありました。鈴木俊宏社長は「ソリオで様子を見ながら検討していきたい」と回答したこともあり、今後投入の可能性も高そうです。ソリオのストロングハイブリッド仕様からも分かるように、シングルクラッチのAGS(オートギヤシフト)を前提としたHVシステムであり、AGSというのがどう評価されるかも検討のメニューに入っているかもしれません。

たとえ、ストロングハイブリッドが追加されてもソリオのストロングハイブリッドは32.0km/Lですから、ソリオよりも軽いスイフトとはいえ、燃費の面ではヴィッツ・ハイブリッドには及ばないでしょう。

ただし、ヴィッツ・ハイブリッドの価格はアクアから想像しても180万円を切るとは考えにくく、今回のスイフト・マイルドハイブリッドは162万円台からですから、イニシャルコストもシビアなクラスだけに、スイフト・マイルドハイブリッドのニーズもかなり高そう。そこでの「初売り」でライバルに対抗する思惑が透けて見えます。

ほかにもスタイリングや質感を高めたインパネ、そして走り。さらに、対歩行者を含む被害衝突軽減ブレーキなど安全面の装備(と、ヴィッツには設定のない標準グレードのマニュアルミッション設定)が新型スイフトと魅力といえそうです。

(文/写真 塚田勝弘)

新型スズキ・スイフトのライバルはヴィッツ・ハイブリッド!?(http://clicccar.com/2016/12/28/430722/)