観光庁が発表している「訪日外国人の消費動向 平成28年7−9月期」によると、訪日前に期待していたこと(全国籍・地域、複数回答可)の第1位は「日本食を食べること」であり、また単数回答においても日本食を食べることは第1位という結果だった。(イメージ写真提供:123RF)

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 観光庁が発表している「訪日外国人の消費動向 平成28年7-9月期」によると、訪日前に期待していたこと(全国籍・地域、複数回答可)の第1位は「日本食を食べること」であり、また単数回答においても日本食を食べることは第1位という結果だった。

 このデータにはもちろん中国人旅行客の回答も含まれているが、中国メディアの捜狐が22日で掲載した記事は、「日本料理は高くて美味しくないのに、なぜこれほど多くの中国人が食べたがるのか」と主張、日本料理の人気に異議を唱えており、非常に多くの中国人が日本に旅行してまで日本料理を食べようとするのは、背後にそうさせる力が働いているからだと論じている。

 最初に記事は、人にはそれぞれ好みがあるように、日本料理が好きだという中国人がいるのはごく当たり前のことであると説明。中国の四川人が鍋を食べるのを好み、上海人が小籠包を食べるのを好み、北京人が豆乳を飲むのを好むのと同じように、日本料理が好きな中国人がいくらか存在してもおかしくはないと指摘した。

 しかし、「非常に多くの中国人」が日本に出かけてまで日本料理を食べようとするのは不自然だと主張。この主張の根拠について、中国のどんな都市においても日本料理を食べるのは、日本を訪れたことのある人、日本文化に接触したことのある人、また日本のすべてが好きな人など「ごく一部の中国人に限られているはず」と説明し、生活が決して楽ではない中国で高価な日本料理を食べる人は少ないはずだと主張した。

 記事はこの「不自然さ」の理由、つまり中国で日本料理を食べる中国人は多くないにも関わらず、多くの中国人が日本に旅行してまで日本料理を食べようとするのは、「日本メディアの天地を埋め尽くすほどの広告の爆撃」によると説明。記事は「これこそまさに日本人の普通を超えたビジネス頭脳であり、少量の広告で最大の収益を得る投資である」と主張し、多くの中国人を日本に旅行させ、日本料理を食べるよう駆り立てているのは広告によるものという見方を示した。

 記事はタイトルの部分で「日本料理は美味しくない」とうたっているが、こうした表現からも記事の見解は明らかに偏見に基づくものであることがわかる。東京に数多くのミシュランレストランが存在していることは日本料理を含む日本人シェフのレベルの高さ、また客のレベルの高さをはっきりと実証している。また日本料理には本格的な和食料理以外にも、より低価格で楽しむことのできるラーメンなどの料理も含まれるが、実際観光庁のデータでは、多くの中国人旅行客がラーメンに満足したと回答したことを示している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)