主演&製作を務めるマイケル・ファスベンダー

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 世界中で大ヒットしたユービーアイソフトのゲームソフトを実写映画化した『アサシン クリード』(2017年3月3日日本公開)について、主演マイケル・ファスベンダーが、12月12日(現地時間)ニューヨークのAOL開催のイベントで語った。

 記憶を失った死刑囚カラム・リンチ(マイケル)は、遺伝子操作によって自身の祖先の記憶を追体験させられる。彼は祖先がルネサンス期のスペインでテンプル騎士団に立ち向かうアサシン教団であったことや、禁じられた秘宝「エデンの林檎」のありかを知る最後の人物であることを知り、さらなる追体験をもとに闇に隠された真相に迫っていく。映画『マクベス』のジャスティン・カーゼル監督がメガホンを取った。

 「アサシン クリード」のどの部分に惹(ひ)かれたのか、との質問に「まず、世界を支配する社会のエリート集団とされるテンプル騎士団とは何なのか? ということに興味を持った。彼らは科学を信じることが望ましいと考え、ある人たちは奴隷になるべきだとも思っている。そして、それと全く反対の位置にいるのがアサシン教団で、自由な世界はどんな手段でも守られるべきだと彼らは考える。そんな中で、遺伝子操作によって自身の祖先の記憶を追体験することが、生き残るための手段であるということ、そして、ある意味第六感みたいなものが、われわれのDNAに組み込まれているという設定がクールで、可能性もあると思った」と明かした。

 今作で製作も務めるマイケルは「『マクベス』でのジャスティンは、明確なビジョンを持ち、僕にとって撮影は素晴らしい体験だった。それに、撮影監督アダム・アーカポーなど与えられたスタッフとのジャスティンの仕事ぶりを通して、彼らが特別なチームであることもわかった。だからジャスティンに、この(アサシン クリードの)世界を説明して、なぜ僕が興味を持っているのかを伝えたら、すぐに彼は参加してくれた」と語り、そんなお気に入りのスタッフを再結集させて撮ったのが今作だ。

 ファイトシーンがリアルなことについて「ジャスティンから最初に従来のアクションスタイルで撮影すると言われた。そのため、CGではない人々(エキストラやスタント)が、リアルのロケーションで戦い、ビルにぶら下がったり、ビルとビルの間を飛んだりする。僕は、およそ95%の戦闘シーンを(スタントを使わずに)やったよ」と満足げに語った。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)