ミシガン州立大学教授と米体操連盟の医師を兼任も幼い女子選手に性的イタズラ(出典:http://www.worldwideweirdnews.com)

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今年8月からアメリカで大きな問題として取り上げられていた、女子体操界における未成年者性的虐待問題。権力を持った者が五輪出場を夢みる幼い選手に次々とわいせつな行為を働いていたことが明るみに出ているが、先に逮捕されていた協会お抱えの医師については投獄される可能性が出てきたようだ。

アメリカでは陸上や水泳と並び、オリンピックの女子体操競技はお茶の間で大変な人気を誇っている。しかし未成年の女子選手に対するわいせつな行為があったとして、今年は「米国体操連盟(United States of America Gymnastics 以下USAG)」から続々と逮捕者が出ていた。9か月にわたる調査の結果、被害者の数は過去20年で少なくとも386人、加害者の数は指導者、医師、USAGの権力者からジムのオーナーまでなんと54名であると『インディアナポリス・スター(indystar.com)』紙が伝えている。

中でも注目を集めていたのが、少し前に逮捕・起訴されていたミシガン州立大学の教授で、女子体操チームの医師を務めてきたローレンス・ジェラルド・ナーセル。1990年代から2000年代初めにかけて当時13歳未満であった選手複数名にわいせつ行為を働いていたことが発覚し、昨年にはチームドクターを、そして今年9月には教授の職を解雇されていた。

ナーセル被告に関する裁判はまもなく連邦裁判所にて開かれる。全米大学体育協会(NCAA)のチャンピオンに輝き、女子代表チームの選手でもあった女性選手は自身の被害について、強化トレーニング期間中に性的暴行を受けたと告白。また2000年シドニーオリンピックのメダリストは、骨粗鬆症の治療だと称して陰部をしつこく触られたと主張している。このたびの裁判で把握されている被害者は最低でも15名おり、最初の被害を受けた当時は6歳だったという者もいる。

特に親しくなると選手に次々と性的な行為を強要するようになったナーセル被告だが、自宅にも何千という児童ポルノ画像を保存していたことでも起訴されており、USAGは未成年少女に強い性的興味を抱いていた人物を雇っていたということになる。しかしスポーツ界はイメージダウンで簡単にスポンサーが離れてしまうため、トラブルや事件の発覚ほど怖いものはない。そうした行為にも組織ぐるみで見て見ぬふりであったUSAGだけに、裁判ではその腐敗体質についてもメスが入ることが期待されている。

ナーセル被告に設定された保釈保証金は100万ドルと非常に高額で、有罪となれば懲役5〜40年の実刑判決が言い渡される可能性があり、指導者としての道は生涯にわたり絶たれるもよう。なお被告を教授として雇用していた際、わいせつ行為についての苦情を受けながら適切な調査を行わなかったことからミシガン州立大学にも批判が殺到しているもようだ。

出典:http://www.worldwideweirdnews.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)