君は「鋼鉄ジーグ」だ! イタリア発のダークヒーロー映画が公開決定!
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 漫画家・永井豪原作のテレビアニメ「鋼鉄ジーグ」(1975〜1976)を重要なモチーフにしたイタリア映画『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』が2017年5月に日本公開されることが決定し、重厚なダークヒーロー映画の誕生を予感させる特報が公開された。

 40年近く前の作品となる「鋼鉄ジーグ」は何故かイタリアでも大人気のアニメ。本作ではその人気を背景に、ふとしたきっかけで超人的なパワーを得た孤独なチンピラの主人公エンツォが、世話になっていた“オヤジ”の遺した娘で「鋼鉄ジーグ」の大ファンであるアレッシアを守るうちに、正義に目覚めていく姿を描く。

 日本では今年のゴールデンウイークに開催された「イタリア映画祭2016」で2度上映され、各回ともほぼ満席。終映時は劇場が拍手に包まれたという話題作。現地イタリアのアカデミー賞といわれるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞にて最多16部門ノミネート、最多7部門で受賞という快挙を成し遂げた一本だ。

 監督は、幼い頃から日本製アニメの大ファンで、本作で長編デビューを果たした新鋭ガブリエーレ・マイネッティ。俳優・遠藤憲一がナレーションを担当する特報映像からは、『ダークナイト』のような名作ヒーロー映画を思わせる重厚な雰囲気が漂っており、その実力が見てとれるようだ。

 イタリア映画界きってのスター、クラウディオ・サンタマリアが体重を20キロ増量して主人公エンツォ役に挑戦。彼と敵対する悪役ジンガロを、『グレート・ビューティー/追憶のローマ』などのルカ・マリネッリが演じる。2人が激突するサッカースタジアムでのクライマックスは本作最大の見どころ。外国映画ながら、原作へのリスペクトにあふれた1本に、原作者の永井は「犯罪と汚濁まみれのローマの下町で、アニメヒーロー『鋼鉄ジーグ』に憧れる女性の為、正義の戦いに立ち上がる“男の純情”が美しい!! 『ガンバレ、君は鋼鉄ジーグだ!!』」と惜しみない称賛を贈っている。(編集部・入倉功一)