祖母を大切にする20歳の女子大学生。その温かさに中国の人々は涙(出典:http://shanghaiist.com)

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クリスマスから正月にかけ、家族が久々に集まっているという方も多いこの時期。やはりこういう温かい話題をお伝えしたいものである。中国・四川省の大学に通っている1人の女子学生。彼女、そしてその弟が見せた家族愛、いたわり合いの気持ちに多くの中国人が涙している。

『shanghaiist.com』によれば、四川省・成都大学2年の女子学生が今、中国のネチズンたちを温かい涙で包んでいるもようだ。93歳という超高齢の祖母を大切に思い、忙しい大学生活とアルバイトの合間を縫ってその世話にあたっているのはLiu Linさん(20)。父親は昨年4月に他界し、母親はその悲しみで精神疾患を抱えてしまった。弟は仕事に忙しく家族の身の回りの世話はLiuさんがしてきたが、そんななかで93歳という超高齢の祖母が脚を骨折。母親がその介護をすることは困難であるという。

父親の兄弟は全員死亡しており、祖母を見捨てるわけにはいかない。生活費を抑えるため大学の寮に暮らしてきたLiuさんだが、大学側は老いた祖母を寮に連れて来ることを許可しなかった。悩んだ彼女は大学からすぐの家賃1万円ほどのアパートを借りることを決断。昼食時には必ず家に帰り、ベッドを2つ並べた部屋で彼女は学業とキャンパス内でのアルバイト以外、祖母と必ず一緒に過ごしている。

また自分がいない時間に退屈してしまわないよう、Liuさんは祖母の好きな戦争ものの映画をパソコンにダウンロードしておくほか、ネコ好きな祖母のために“ダンダン”というネコを一緒に飼っているそうだ。そんな彼女を「本当に立派です。真剣に勉強するため成績はとても優秀で、掃除なども熱心にやってくれる素晴らしい学生です」とZhang Na教授は褒めちぎる。

またLiuさんの弟の優しさも忘れてはなるまい。彼の月給は3万4千円弱だといい、毎月1回Liuさんのアパートを訪れては家賃、妹と祖母の生活費としてそのほとんどを置いていってくれる。両親は出稼ぎのため都会に暮らし、幼い頃から農村部の祖父母のもとで育ったという若者も多い中国。この話題には「私もおばあちゃんとの強い絆を感じながら育った」「大好きなおばあちゃんはもう亡くなってしまった。もっと孝行したかった」といった声がネチズンから続々と寄せられている。

この姉弟の苦労を知って経済支援を申し出る者もあるが、2人は「自分たちで頑張れる限り他の方の力は借りないつもりです。自分たちはおばあちゃんに育てられた“おばあちゃん子”で、恩返しするのは当然なのです」と語り、それを丁寧に断っているという。

出典:http://shanghaiist.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)