26日、英紙ガーディアンはこのほど、ジンバブエが30頭以上の野生のゾウを中国向けに輸出する準備をしていることに、保護団体から非難の声が上がっていると伝えた。資料写真。

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2016年12月26日、環球網によると、英紙ガーディアンは23日、ジンバブエが30頭以上の野生のゾウを中国向けに輸出する準備をしていることに、保護団体から非難の声が上がっていると伝えた。

ビクトリアフォールズの空港でこのほど、中国へ空輸される30頭以上の野生のゾウが準備されていた。だが重い貨物箱の中に閉じ込められたゾウの体重を計ることができなかったため、飛行機は空港にとどまったままだという。野生保護団体ジンバブエ・コンサベーション・タスクフォースの創設者、ジョニー・ロドリゲス氏は「それが達成されるとゾウたちは去ってしまう。中には、3歳の子ゾウもいる」と話す。

生きたゾウの輸出は合法だが、議論の余地がある。野生動物活動家は「ゾウは監禁されるべきではない。野生ゾウの捕獲は彼らの社会構造を混乱させる」と指摘する。

ドイツの保護団体のダニエラ・フライヤー氏は「ゾウの輸出はすべてが間違っている。捕獲中、輸送中の死亡率は高い。道徳的に受け入れられず、持続可能でもない」と話している。

ジンバブエのオッパ・ムチングリ環境相は「ジンバブエはゾウを売却する必要がある。ゾウたちは世界の資源だが地元の資源でもある。ゾウの売却は地元の人々の生計や将来世代の生計を支援することができる」と説明する。

ゾウは上海と雲南省の野生動物公園に送られる予定だ。黒竜江省のハルビン、内モンゴル自治区のオルドス、北京などからもアフリカゾウの要請があるという。

今年3月には、米国の3動物園がアフリカ南部スワジランドからゾウ18頭を輸入したと報じられた。動物園側は「干ばつで生存が脅かされているアフリカの野生動物を救出するため」とし、「速やかに移動することで動物たちに安全な暮らしを提供できる」と説明している。(翻訳・編集/柳川)