「アルチンボルド展」国立⻄洋美術館で開催 - 代表作《春》《夏》《秋》《冬》が初集結

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「アルチンボルド展」が、2017年6月20日(火)から9月24日(日)まで、東京・上野の国立⻄洋美術館で開催される。

ジュゼッペ・アルチンボルド(1527-1593年)は、16世紀後半にウィーンとプラハのハプスブルク家の宮廷で活躍した、イタリア・ミラノ生まれの画家。自然科学に深い関心を示したマクシミリアン2世、そして稀代の芸術愛好家として知られるルドルフ2世という神聖ローマ皇帝たちに寵愛されたアルチンボルドは、歴史上でもひときわ異彩を放つ、宮廷の演出家であった。

「アルチンボルド」の名は何よりも、果物や野菜、魚や書物といったモチーフを思いがけないかたちで組み合わせた、寓意的な肖像画の数々によって広く知られている。奇想と知、驚異と論理とが交錯するそれらの絵画は、20世紀のシュルレアリスム以後のアーティストたちにも、大きな影響を与えている。

そんなアルチンボルドを日本で初めて本格的に紹介する本展。代表作《春》《夏》《秋》《冬》など、世界各地の主要美術館が所蔵するアルチンボルドの油彩約10点を中心に、アルチンボルドのイメージ世界の生成の秘密に迫る展覧会となっている。

さらに、本展開催を記念して日本のデザイナー達がグッズを開発。青山の複合路面ショップ、ミツカルストアと国立西洋美術館で販売される。参加ブランドはアンリアレイジ(ANREALAGE)、ストフ(STOF)、アクビ、モーコ コバヤシ。

森永邦彦が手掛けるアンリアレイジは、アルチンボルド作品で多用される花や植物を埋め込んだ樹脂アクセサリーを制作。紫外線を浴びてアルチンボルドの絵画が浮かび上がるTシャツや、絵画を低解像度のジュエルで表現したトートバッグなども展開する。

ストフから名作四季シリーズを大胆に編み込んだニットストール、アクビからはモチーフアクセサリー、モーコ コバヤシからはビーズ刺繍アクセサリーが販売される。期間限定ショップのグッズで、世界的な作品を日々のファッションに取り入れてみてはいかがだろうか。

【開催概要】
「アルチンボルド展」
開催期間:2017年6月20日(火)〜9月24日(日)
会場:国立西洋美術館[東京・上野公園]
住所:東京都台東区上野公園7-7
休館日:月曜日、7月18日(火)
※ただし、7月17日(月)、8月14日(月)、9月18日(月)は開館。
時間:9:30〜17:30(金・土曜日は20:00まで)
※入館は閉館の30分前まで。
※2016年12月27日(火)現在、入場料未定。

■期間限定ショップ
ミツカルストア青山店
住所:東京都港区南青山5-2-15 BY PARCO B1F
期間:7月11日(火)〜7月19日(水)※一部商品先行販売中。
・国立西洋美術館
期間:7月11日(火)〜9月24日(日)
・オンラインショップ
公開日:7月14日(金)18:00

<参加ブランド>
アンリアレイジ、ストフ、アクビ、モーコ コバヤシ
※ミツカルストア青山店ではzaziquo、CILANDSIA、nooca、VAROの各作家の商品も展開。

【問い合わせ先】
03-5777-8600(ハローダイヤル)


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