2016年も残りわずかとなりました。今回の「ビジネス女子マナー」はお正月休みについて。「旅先や初詣で会社の知り合いに会ったときのマナー」です。

「去年、お正月休みにバリに行ったら、なんと同じホテルに仕事関係の知り合いが女性と泊まっていました。その時は、驚いてしまって思わず隠れてしまいました。本来なら、どうしたらよかったのでしょう」(出版社勤務・29歳)。

異性といるときに仕事関係者と会うと、気まずいですよね。さっそく、正しいマナーを鈴木真理子先生に教えていただきましょう。

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挨拶をするのがベスト

仕事関係の知人に会った時のマナーとしては、挨拶をするのがベストです。挨拶ができるというのは、それだけで好印象を与えます。信頼も得られるので、日ごろから挨拶できる関係性をつくるようにしたいものです。自分より目上の方から、先方から声をかけられたら、笑顔で「明けましておめでとうございます」と言いましょう。その方が奥様やお子様、家族連れの場合には、「△△社の〇〇と申します。いつもお世話になっております」と、お連れの方にもていねいに挨拶しましょう。

 

お互いに知らないふりをするのもマナー

でも、「せっかくの休みに、会社や仕事のことを思い出したくない」「仕事関係の人には会いたくない」という人もいます。マナーは、相手を思いやるところから生まれるもの、ということを考えれば、お互いに知らないふりをするのもマナーと言えますね。もし、あなたが先に気づいて、相手は気づいていない場合には、そのままやり過ごしてもいいでしょう。

また、あなたが恋人と一緒にいたりして、見られたくないときには、無理に挨拶しなくてもけっこうです。事情があるのですから、失礼には当たりません。気づいた時点で目が合わないようにするのもアイデアのうちです。誰にだって知られたくない部分はあるのですから。

逆に相手の立場になってみると、あなたに見られたくないシーンもあるはずです。既婚者が、配偶者でない異性と食事に行くこともあるかもしれません。それをたまたま街中やレストランで目撃した場合、大きな声で挨拶すべきでしょうか。いいえ、知らないふりをするのがマナーですよね。
気がきく、機転のきく人は賢い人として評価されます。ぜひTPOに応じた挨拶をしてみてくださいね。

気づかないふり、見て見ぬふりがマナーという場合もある。



■賢人のまとめ
避けたい相手やシチュエーションのときは、気づいた段階で目が合わないようにするのがマナー。挨拶をする場合には、当事者ご本人だけでなく、お連れの方にも丁寧なごあいさつを。

■プロフィール

女子マナーの賢人 鈴木真理子

三井海上(現・三井住友海上)退職後、“伝える”“話す”“書く”能力を磨き、ビジネスコミュニケーションのインストラクターとして独立。セミナー、企業研修などで3万人以上に指導を行う。著書は『ズルいほど幸せな女になる40のワザ』(宝島社)のほか、近著『仕事のミスが激減する「手帳」「メモ」「ノート」術』(明日香出版社)、『絶対にミスをしない人の仕事のワザ』は7万部を超えるヒットとなる。 

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