『夜空はいつでも最高密度の青色だ』ティザービジュアル ©2017「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」製作委員会

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映画『夜空はいつでも最高密度の青色だ』の追加キャストとエンディングテーマ曲が発表。あわせてティザービジュアルが公開された。



石井裕也監督の新作となる同作は、最果タヒによる同名詩集をもとにした作品。2017年の東京を舞台に、看護師として病院に勤める傍らで夜はガールズバーで働く美香と、工事現場で日雇いの仕事をしている青年・慎二が出会い、恋に落ちる様を描く。これまでの発表では、不安や孤独を抱えながら日々をやり過ごす美香役を、石橋凌と原田美枝子の次女・石橋静河、死の気配を感じながら希望を見出そうとひたむきに生きる慎二役を池松壮亮が演じることが明らかになっていた。

追加キャストとして発表されたのは、慎二と同じ工事現場で働く岩下役を演じる田中哲司、同じく同僚の智之を演じる松田龍平。さらに市川実日子、佐藤玲、三浦貴大も共演者に名を連ねる。エンディングテーマは、The Mirrazが2013年に発表した楽曲“NEW WORLD”。石井監督の希望により同曲が起用されたという。

同作は5月13日に東京・新宿ピカデリーと渋谷のユーロスペースで先行公開。5月27日から全国で公開される。

■畠山承平(The Mirraz)のコメント
この度、僕らミイラズの「NEW WORLD」という楽曲をこの映画に使いたいというという話をいただいて、石井監督には何かと縁やシンパシーを感じていたので、迷わず使って欲しいと伝えました。
ただ、この楽曲はものすごくメッセージ性が強いので、色々と大丈夫かな?と思ったのですが、作品を見て、最後にエンドロールに流れる自分の曲を聴いて、ああそうか、この作品にぴったりの楽曲だったんだなぁ、と納得し、感動しました。自分でもわかっていなかったこの楽曲が持つパワーに圧倒されました。
この曲はミイラズが一番攻めてる時期に作った楽曲で、自分的には激押しの曲だったのですが、メッセージ性が強すぎてタイアップがとれないんじゃないかという理由で、シングル候補から落ちてしまった曲。それが今回、めでたく映画の主題歌になれました。
本当に幸せなことです。
映画を楽しんでいただいた最後にこの楽曲が流れ、そこから更にこの映画のメッセージが多くの人に伝われば幸いです。