24日、韓国が中国の安全保障を脅かす可能性のある米軍の高高度防衛ミサイル(THAAD)配備を決めたことで、中韓関係が冷え込み、韓国を訪れる中国人観光客が激減している。写真はソウル。

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2016年12月24日、中国メディア・航空圏によると、韓国が中国の安全保障を脅かす可能性のある米軍の高高度防衛ミサイル(THAAD)配備を決めたことで、中韓関係が冷え込み、韓国を訪れる中国人観光客が激減している。

韓国観光公社が22日に発表した統計データによると、11月に韓国を訪れた中国人観光客は前年同期比で1.8%と微増。しかし、中国から海外への旅行が低迷しつつある上、THAAD配備の問題で関係が急速に冷え込み、8月には70.2%もの伸び率を記録したものの、9月には22.8%増、10月には4.7%増と減速し続け、11月には伸び率はさらに低下した。

一方、日本や東南アジア、中華圏を訪れる中国人観光客は急増している。11月、日本を訪れた外国人観光客は各地域とも軒並み大幅に増加した。7月に米国と韓国がTHAADミサイルの配備を発表するまで、韓国を訪れる中国人観光客は安定して増加し続けていた。

THAADミサイル配備をきっかけに、中国のネット上では韓国製品や韓国旅行のボイコット運動も起きた。予約済みだった夏の旅行で7〜8月は影響が出なかったが、その後は大型ツアーを中心に旅行者が減り続け、企画されていた交流事業までもがキャンセルされることもあった。

中国の青島市が7月末に開催したビール祭りには韓国からも企業が参加する予定だったが、青島市から突然キャンセルを伝えられた。また、中国で活動していた韓流タレントにも出演のオファーがまったく来なくなったり、韓国の映画が上映されなくなったりするなどの影響も出ている。(翻訳・編集/岡田)