23日、韓国の朴槿恵大統領が、国政介入事件で逮捕・起訴された長年の親友・崔順実被告に対し常に敬語で話し掛けていたことが明らかになった。写真はソウル、朴大統領の即刻退陣を求めるビラ。

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2016年12月23日、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が、国政介入事件の核心人物とされる長年の親友・崔順実被告に対し常に敬語で話し掛けていたことが明らかになった。崔被告より4歳年上の朴大統領が、妹分的存在の40年来の親友に礼儀正しく敬語を使っていた事実は、韓国で驚きを持って受け止められている。

韓国メディア・チャンネルAは23日、事件を捜査中の特別検察チームが分析を進めている、鄭虎星(チョン・ホソン)大統領府前秘書官の携帯電話に残された録音ファイルの内容について報じた。残された音声では、朴大統領は崔被告の名を呼ぶことすらできない様子で、また敬語を決して略すことなく絶えず丁重に崔被告に対応していたという。

鄭前秘書官による録音ファイルは12年、朴氏が当選した大統領選の頃のものとされ、5時間を超える分量がある。ファイル中の会話に登場する朴氏、崔被告、鄭前秘書官のうち崔被告の発言が最も多く、崔被告はたびたび朴大統領の発言をさえぎって自らの主張を述べる場面があったという。

年齢による上下関係が重視される韓国では、男女問わず年上の人間が年下に対し敬語を使うことはまれだ。しかも朴氏と崔被告は40年余りの親交があり、崔被告は朴氏を「オンニ(姉さん)」と呼び慕っていたとされていた。録音ファイルの会話から新たに見えた2人の関係から、チャンネルAは「朴大統領にとって崔順実は、40年間相対し難い存在だったと見える」とし、韓国のネットユーザーらは次のようなコメントを寄せている。

「こんな情けない人がこの国の大統領だったという事実がとにかく悲惨で無念この上ない」
「仕事を終えたら崔順実に殴られたりもしてたかも」
「何かものすごい弱みを握られてたんだろう」

「大統領の上に崔順実か…」
「自分のことを知られ過ぎてたからだろう。もちろん私生活のことまで」
「ずいぶん礼儀正しい女王様だな」

「本当に順実大統領が統治してたみたいだ」
「いい気味だ」
「朴氏が小間使いだったってこと?」
「ただただ悲しい」(翻訳・編集/吉金)