26日、大韓航空機内で泥酔した客が暴れ、乗務員や偶然乗り合わせた米国の人気歌手が客を取り押さえる騒ぎがあったことを受け、韓国・ノーカットニュースはこのほど、韓国旅客機での乱暴行為を根絶できない原因について報じた。写真は大韓航空機。

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2016年12月26日、大韓航空機内で泥酔した客が暴れ、乗務員や偶然乗り合わせた米国の人気歌手が客を取り押さえる騒ぎがあったことを受け、韓国・ノーカットニュースはこのほど、韓国旅客機での乱暴行為を根絶できない原因について報じた。

20日、ベトナム・ハノイ発、ソウル仁川行きの大韓航空機で、泥酔した韓国人の男(34)が他の乗客や乗務員に暴力を振るうなど約2時間にわたって暴れる騒動があった。男は今年9月にもやはり機内で騒ぎを起こしていたことが後に発覚した。韓国国土交通部によると、韓国のエアライン機内における暴言や迷惑行為、飲酒後の暴行や脅迫などは、12年30件、13年46件、14年66件、昨年57件と、毎年数十件発生している。

問題が相次ぐ要因として指摘されているのが、処罰の甘さだ。同部は14年末、大韓航空の当時の副社長によるいわゆる「ナッツリターン事件」をきっかけに機内の乱暴行為に関する処罰規定を強化した「航空保安法」を制定、今年1月から施行したが、罰則は米国など海外各国と比べるとまだかなり軽い。例えば米国では暴言や脅迫により乗務員の業務を妨害した場合、20年以下の懲役刑に処せられることがあるが、韓国では最高でも1000万ウォン(約100万円)の罰金刑にしかならない。また航空当局は、問題を起こした人物を司法機関に引き渡しはするものの、最終的にどのような処罰が下されたか管理していないという。

こうした現状に専門家は「国内での機内の乱暴事件は海外に比べ多くならざるを得ない。処罰も軽く、ほとんどが訓戒・放免で終わっている」と述べている。

韓国のネットユーザーからは、「韓国の法律は持てる者には甘いからね」「韓国では酔っ払いが騒ぐととりあえず帰宅措置。飲酒が免罪符になる」「ただちやほやするのが韓国式の民主主義だ。海外なら銃で撃たれてもおかしくないやつが、逆に警察に食って掛かってるのが現実」「人間扱いしてもらえない劣等感を、サービス業の人たち相手に晴らすようなやつがどこにでもいるものだ」「こんなやつらは航空会社がブラックリストに登録して、飛行機に乗せないようにしないといけない」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/吉金)