SMAP×SMAPが最後まで行い続けてきた復興支援のお願いは最終回も続けられた

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1996年4月15日にSMAP6人でスタートした「SMAP×SMAP」(フジ系)が26日(月)に最終回を迎え、20年9カ月の歴史に幕を閉じた。番組の最後に「スマスマ20年、そしてグループ活動28年、みなさまの気持ちに、深く感謝いたします。ありがとうございました。SMAP」というメッセージが流れ、SMAP28年間の奇跡と題し1988年結成からのメンバー写真とこれまでの活動が集約された記録映像が流れた。

ソフトバンクがSMAPへのメッセージCMを放送したことでも話題に

年内で活動終了となるSMAPはただ1曲のみ「世界で一つだけの花」を5人で披露。メンバーはそれぞれ涙をこらえながら熱唱し、歌い終わると5人は深々と頭を下げた。リーダーの中居正広は、ライブ後にあふれる涙を止めることができず、ひとり背中を向けて泣いていた。最後は番組を支えてくれたスタッフとの記念撮影の様子をデビュー曲「Can't Stop!! -LOVING-」にのせたVTRで幕を閉じた。

最終回に放送された「SMAP×SMAP」総集編は、日本のテレビバラエティー史を華々しく彩ってきたSMAPの活動全記録そのものであった。番組開始時のメンバーは、中居(当時23歳)、木村拓哉(当時23歳)、稲垣吾郎(当時22歳)、森且行(当時22歳)、草なぎ剛(当時21歳)、香取慎吾(当時19歳)という若さあふれるアイドルグループだった。SMAPが料理、コント、歌のコラボなど様々なことにチャレンジすることを始めた第1回放送の視聴率は22.4%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)。約1カ月後の1996年5月13日に森が突然の卒業発表をし、スタートからわずか7回目の5月27日が、SMAP6人の最後の放送となった。

初の視聴率30%超えはビストロSMAPに宇多田ヒカルがゲストで来た1999年7月12日で33.5%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)。ビストロSMAPには国内外から数々のビッグゲストが遊びに来たが、2006年5月に来日したマイケル・ジャクソンが、突然スタジオに登場しメンバーにサプライズドッキリをかけたことは、テレビ界にとっても大きな出来事であろう。「SMAP×SMAP」の歴史は順風満帆ではなかった。デビュー10周年記念の年となる2001年の8月24日に稲垣が公務執行妨害などの疑いで逮捕され、コンサート活動やスマスマの放送も4人で続けていたことや、2009年4月の草なぎ逮捕時には、謹慎から約1カ月後の5月28日に番組で復帰したライブ映像なども包み隠すことなく放送された。2011年3月11日の東日本大震災から10日後の放送では、当時バラエティー番組の自粛が相次ぐ中、「今、自分たちができることは何か」を生放送で語り、SMAPは歌のライブを被災地に届けた。

2013年4月8日にはSMAP結成25周年を記念して1泊2日、「初めての5人旅」を放送。普段は言えない本音を言い合い、少年のころに戻ったようにはしゃぐメンバー同士の深い絆が感じられるロケVTRだった。2014年の「27時間テレビ」では27曲45分03秒ノンストップライブを実現させたSMAPへ、元メンバー・森からの手紙が紹介され、日本中を感動させた。

20年9カ月続いた歴史的番組は、SMAPがこれまでの放送終了後と変わらず「東日本大震災」と「熊本地震災害義援金」への復興支援へのお願いで頭を下げる5人の姿で幕を閉じた。SMAPという存在が様々な形でもたらした影響の大きさは、計り知れない。