2016年国産コンパクトカーのカテゴリーにおいて、最大のトピックスは日産ノートにシリーズハイブリッド車のe-POWERが追加されたことでしょう。

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e-POWERが登場する以前の現行型ノート、中古車の平均価格は111万円付近で推移していましたが、マイナーチェンジを行ったことで変更前の高年式中古車が市場に出回ったことにより、現在は117万円と6万円も値上がりしています。2016年11月の新車登録台数NO.1に輝くほど人気を集めていますので、しばらくの間は平均価格は高値安定しそうです。

そのほか操縦安定性を高める電子デバイスのGベクタリングを搭載するなど一部改良を行ったマツダデミオも1年間で平均価格が168万から172万円と4万円ほど値上がりしています。この値上がりはノート同様に、MC前の高年式車が出回ったことが理由です。

一方、値落ちが目立つのがハイブリッド専用車のトヨタアクアとホンダフィット。両モデルともこの2016年は目立ったトピックスがありませんでした。これが影響してか、アクアが146万から133万円、フィットが152万から139万円とコンパクトカーの中では13万円という大幅な値落ち幅を記録。

この値落ちによって一段と購入しやすくなったといえるでしょう。

そして年内に新型が登場するというウワサのスズキスイフトは、107万から102万円で5万円の値落ち。さらに年明けにハイブリッド車を追加するマイナーチェンジを行う予定のトヨタヴィッツは年間で100万から94万円と6万円の値落ちと、現在のところ標準的な動きですが、来年には大きな動きがありそうです。

2016年の国産コンパクトカーは元々価格の高いハイブリッド車を設定するホンダフィットとハイブリッド車専用車のトヨタアクアが大きく値落ちし、買いやすくなったと言えます。もしかすると、ハイブリッド車の人気に陰りが出始めたのでしょうか。

(萩原文博)

【中古車相場をデータで振り返る2016年・Vol.1】現行型国産コンパクトカーはアクアとフィットが大きくダウン!(http://clicccar.com/2016/12/26/428948/)