もうすぐ待ちに待った冬休み! 寝るぞ〜! 寝正月するぞ〜! なんていっても年末年始、何かと生活リズムが不規則になり、睡眠のリズムもくずれがち。でも心配しないで。年末年始の上手な眠り方があります。 

来年は自分に合った睡眠パターンを見つけよう!

忘年会、カウントダウン、初詣、初売り、新年会。いろいろ行事の多い年末年始。夜更かし、早起き、おまけに飲み過ぎ、食べ過ぎも。生活習慣の乱れはそのまま睡眠の乱れにつながります。なので、この時期に睡眠のリズムを崩してしまう人がとても多いのです。崩したまま仕事始めに突入したくはありませんね。そのための心得3か条をご紹介します。

1.「年末年始の睡眠は乱れるものだ」と割り切る

眠れない人は、「いつもと同じ時間に寝なくちゃ、いつもと同じ時間に起きなくちゃ」と、ふだんのルールを守りたがる傾向があります。ルーティンを崩すと眠れなくなるという心配があるからですね。よくわかります。ただ、年末年始にルーティンを順守するのは実際のところかなり難しいですよね。逆にプレッシャーになることと思います。ですから、まず、この季節は睡眠をシビアに考えすぎないこと。寝不足になって当然、不規則になって当たり前、だって年末年始だもん、くらいの大らかな心持ちをもってください。 

2.自分に合った睡眠パターンを見つけるチャンス

年末年始のお休みは、眠りが不規則にある反面、自分に合った睡眠パターンを見つける絶好のチャンスでもあります。

まず、目覚まし時計をかけずに寝てみます。すると何時に目が覚めるのか。何時間寝ると、ぐっすり寝た気がするのか。夜中に何回、起きたか。その後、すぐ眠れたか。これらを記録します。私のホームページから「睡眠日誌」がダウンロードできますので、ぜひ活用してください。

 「睡眠時間は8時間がベスト」と思い込んでいる人が多いのですが、必要な睡眠時間は人によって違います。どういうパターンが自分にとって最高なのか、自分にはどんな問題があるのか。記録することによって見えてきます。記録するだけで眠りが改善できる、レコーレディング・ダイエットならぬ、レコーディング・スリーピングです。睡眠パターンの発見は週末2日だけでは難しいもの。休みが続く年末年始に試してみてください。

 3.日中は外に出て日を浴びる

不規則な生活になる年末年始は、1年でいちばん日照時間が短い季節でもあります。朝の光は快眠の必須条件ですが、この時期の日の出は東京なら7時近くですから、6時に起床しても暗いわけです。それだけでなく、日照時間が短いと、だれしも多少なりとも、気分が落ちやすい傾向があります。体内時計を司るものは太陽の光と食事。人間は太陽の光に依存して健康を維持している生き物なのです。

ですから、この季節はなるべく日中、光を浴びておく必要があります。初詣に行く、ウォーキングをする、買い物に行くなど、なるべく外出することをおすすめします。曇っていてもかまいせん。曇天でも室内よりずっと明るいからです。日中、光を浴びておくことが快眠にもつながります。

照明器具もひと工夫。朝6時に起きても暗いので、この時間帯は明るい昼光色の照明がベストです。少ない日照時間を補う意味で、室内はなるべく明るくしましょう。もちろん夜、寝る時間が近づいてきたら、暖色の暗い照明に変えていく。ですから快眠のためには、照明は調光可能にしておくことが重要です。

初日の出を浴びて快眠スタート!

以上3点が、年末年始の上手な眠り方です。自分に合った睡眠パターンがわかってきたら、仕事始めに向けて、睡眠時間を調整していきましょう。

もうすぐ冬休み。みなさん、1年、お疲れ様でした。よいお年を。よい睡眠を! 



■賢人のまとめ
睡眠日誌をつけて自分の睡眠パターンを見つけることが快眠への近道です。

■プロフィール

睡眠の賢人 友野なお

睡眠を改善したことにより体質改善に成功した経験から、睡眠を専門的に研究。
科学でわかるねむりの環境・空間ラボ主宰。著書に『やすみかたの教科書』(主婦の友社)など。