「写真家ソール・ライター展」が渋谷で、カラー写真のパイオニアが遺した約200作品を集める日本初回顧展

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「写真家ソール・ライター展」が、東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催される。期間は2017年4月29日(土・祝)から6月25日(日)までを予定。

「私たちが見るものすべてが写真になる」。生涯、美の探究者であったソール・ライターはこの言葉を残している。1950年代からニューヨークで第一線のファッション・カメラマンとして活躍し、58歳で商業写真から退き、一度は世間から姿を消した彼。

再び脚光を浴びるきっかけとなったのは83歳を迎えた2006年、ドイツのシュタイデル社によって出版された作品集だ。この写真集は大きなセンセーションとなり、展覧会開催や書籍出版、2012年にはドキュメンタリー映画の公開にも至った。

本展は、ニューヨークのソール・ライター財団の全面的な協力を得て、同財団所蔵のモノクロおよびカラー写真、絵画作品、その他貴重な資料200点あまりを一堂に集める。天性の色彩感覚によって“カラー写真のパイオニア”と称されたソール・ライターの創造の秘密に迫る日本初の回顧展だ。同時に「Bunkamura ル・シネマ」では、彼の生涯を追ったドキュメンタリー映画『写真家 ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』を同時期に上映予定。

彼の作品は、私たちが日常で見逃してしまいそうな些細な風景の中にある「美」の存在、そして、その「美」の発見が人の生涯を変えることもできるということを示唆してくれる。本展を通して聴こえる静かな彼の訴えは、あなたの心にも響くはず。

【開催概要】

ニューヨークが生んだ伝説「写真家ソール・ライター展」
Photographer Saul Leiter: A Retrospective
会期:2017年4月29日(土・祝)〜6月25日(日)
※5/9(火)、6/6(火)のみ休館。
場所:Bunkamura ザ・ミュージアム
住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1
開館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)
※毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
入館料:一般 1,400(1,200)円、大学・高校生 1,000(800)円、中学・小学生 700(500)円 ※()内は前売り及び20名以上の団体料金。団体の場合は電話で事前予約(03-3477-9413)。※学生券を購入場合は、学生証提示。(小学生は除く)
※障害者手帳の提示で割引料金あり。詳細は窓口で。

【問い合わせ先】
ハローダイヤル
TEL:03-5777-8600


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