数多くのライバルの中から第68回エミー賞ドラマシリーズ部門の作品賞に輝いた『ゲーム・オブ・スローンズ』。次回、より多くの候補の中から栄冠をつかむのは?

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見たいドラマが多すぎて見きれない、という海外ドラマファンの悩みはどうやらこれからも続きそうだ。米FX局のジョン・ランドグラフ社長が脚本を伴うオリジナルシリーズの爆発的増加に関して新たな調査結果を発表したことを、米Hollywood Reporterが伝えている。

12月21日(水)に発表された調査結果によると、アメリカでの2016年における、脚本を伴うオリジナルシリーズのタイトル数は、昨年の421タイトルから455タイトルに上昇(8%アップ)。5年前(2011年)の266タイトルから71%、10年前(2006年)の192タイトルからは137%と、大きな伸びが続いている。

その内訳を見ると、地上波やケーブル局におけるタイトル数は昨年より若干ダウン。それに対し、Netflix、Hulu、Amazonプライムなどのオンラインサービスによるものは93タイトルと、昨年の46タイトルから倍近く、5年前からは15倍近くアップした。オンラインサービスにおける伸びが、昨年から今年にかけてのドラマシリーズの増加に大きく貢献していることになる。

こうした米ドラマの現状について、ランドグラフ社長は昨年の夏、TV批評家協会(TCA)において、2015年か2016年にピークを迎え、以降はタイトル数が減少していくだろうと予想していた。しかし今年の夏、「私の予測は間違っていました。控えめに見てもピークは2017年になることは明らか。今の勢いからすると、2018年まで伸びは続くかもしれません」と、見通しを修正している。

というわけで活況はこれからも続きそうだが、さすがに455タイトルともなると、業界人でも全容を把握するのは難しい。良質な作品が広く知られないまま、埋没してしまうのではないかという懸念も生まれている。(海外ドラマNAVI)