iPhoneまだ画面が割れたまま使っているの? 子連れにも親切で、価格も安い画面割れ修理

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電車などで割れた画面のiPhoneを使っている人を見かけることが多い。
そんなとき、「なぜ修理しないのか」と思うことがある。

液晶ガラス割れは、Androidスマホでも故障や破損ではもっとも多いトラブルだが、Androidを利用している人は、iPhoneほど壊れたまま使っている人を見ることが少ない気がする。

もちろん日本はiPhoneユーザーがほかの国より多く、利用者の割合が多いのだから画面割れのiPhoneを見かける機会も多いのはうなずける。
しかし、それを考慮しても、割れたまま利用されている割合が多いように感じるのだ。

そんな中、筆者も最近、iPhone 6sを落下したため画面が割れてしまった。
そこで初めて修理の方法を調べてみることにした。

ここではその方法と、実際に修理に行った顛末を紹介したい。

修理対応はAppleのみに注意! 店頭か配送か、どちらかで可能
iPhoneの修理は、Apple StoreなどのAppleのサポート拠点に持ち込むか、宅配便を利用した配送修理での対応となる。

実は、ドコモ、au、ソフトバンクなどの通信キャリアでの修理は、一切行っていないので注意が必要である。

さて、修理の手順だが、
まず、Apple StoreのGenius Barを予約しようとAppleの公式サイト(https://support.apple.com/ja-jp/iphone/repair/screen-damage)から申し込みを行った。

修理の方法は以下の2通りから選択できる。

・配送修理
オンラインまたは電話で集荷を依頼する。
1週間程度で修理済みiPhoneが発送される。
AppleCare+加入の場合エクスプレス交換サービスで交換品との交換ができる。

・持ち込み修理
Apple StoreかApple正規サービスプロバイダに予約の上、端末を指定した最寄りのApple Storeに持ち込む。

筆者は、当日対応を希望していたので、Apple StoreのGenius Barを予約した。
最寄りのショップを検索してみたのだが、1週間後くらいまで予約に空きが無かった。
辛うじて空いていた日も平日のみであった。

時期にもよるのだろうが、土日に予約するのはなかなか大変なようである。
今回は平日を予約することにした。

子連れに優しいApple Store
Genius Barの予約が平日になったため、まだベビーカーに乗っている子供と幼稚園に通っている上の子供を連れてApple Storeに行くことになった。

子連れでショップに行くのはなかなかハードルが高いと感じる人も多い。
大手キャリアショップと異なり、Apple Storeは店舗数が少なく、最寄りといっても電車などの交通機関を利用して行かなければならないからだ。また、混み合っていることが多いApple Storeに幼児など子供連れで行くの、さらに気後れがする。
筆者もベビーカーでApple Storeに行くのは初めてであった。

Apple Storeに到着して辺りを見回したが、お洒落な店内の中にはエレベーターは見当たらなかった。
これは「しくじったか?」 と思ったが、気を取り直してスペシャリストと呼ばれる店員に声をかけると、警備員さんを呼んでくれた。

警備員さんが、重い通用扉を開け、奥にある運搬に利用する大きなエレベーターへ案内してくれたのだ。さらに、警備員さんはエレベーターにも同乗し、フロアまでナビゲートしてくれたのだった。

ベビーカーで来店することに不安を感じている人もいると思うが、丁寧に対応してもらえるので安心してほしい。

AppleCare+加入でお得に修理可能
早速スペシャリストがiPhoneと接客用のiPadを操作して、端末の診断作業を行った。画面破損の状態も丁寧に目視をして、レポートに記録した。
 iPhoneの修理は、以下の値段となる。(価格は税抜き表示)Appleの保証サービスAppleCare+に加入してるか否かで、負担金額が大きく異なる。


※AppleCare+での修理料金は最大2回まで。


なお、この料金は画面補修のみの料金となる。
筆者のiPhone 6sの場合、本体交換で11,800円(税込12,744円)となる場合があることも案内された。

筆者のiPhoneは、auのAppleCare+に加入しており、月額648円を支払っている。
一年に一回の画面補修の場合、トータルの負担金額は保証外の金額とそれほど変わらないため、月額料金を抑えるために加入していない人も多いだろうか。

AppleCare+は、修理料金が安くなるだけでは無く、電話でのテクニカルサポートや配送修理でのエクスプレス交換サービスも含まれる。
いざという時に困らないように入っておくといいだろう。

修理の際に、注意するべき点
修理のためにiPhoneを預ける必要があるが、その際に注意するべき点が2点ある。

iPhoneを探す機能とパスコードロックをオフにする。
・本体交換となった場合、Apple Watchは再ペアリングの必要がある。
この場合、Apple Payの残高復元で失敗する場合もある。

筆者は、Apple WatchでSuicaを使っている。
念のため一旦Apple Watchとのペアリングを解除しておいた。

修理は、受付完了後、1時間半かかるとのことで、一旦退店し、1時間半後に再来店することにした。

修理が完了し、受け取りに行ったところ、
筆者のiPhoneは幸い画面修理のみで終了した。
つまり、3,400円プラス消費税の3,672円で修理が完了できた。
新価格のおかげで、画面修理だけだと割安感は、結構大きい。
AppleWatchも再ペアリングすることで、無事iCloudからSuicaの残高を復元することができた。

Apple Storeに来店するというハードルの高さはあるものの、修理を出してその日のうちに受け取れるのは便利だと感じた。

割れたままのiPhoneは見た目も悪いし、何より使いづらい。
iPhoneは、比較的長く使う人も多いスマホだけに、大切に使いたい。
画面割れの修理費も安くなったので、画面が割れたままの人は、1度修理に出してみてはいかがだろうか。


ちえ