音楽隊はシリアに配備されたロシア軍兵士の慰問コンサートを予定していたが(出典:https://www.rt.com)

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ロシアのソチを飛び発ち、シリアに向かっていた旅客機型の軍用機が消息を絶ったことが速報で流れていたが、どうやら黒海に墜落したもようだ。英メディア『BBC』ほかが大きく伝えている。

ソチの空港を25日5時20分に発ち、20分後に消息不明となっていたのは、計92名(うち乗員8名)を乗せたロシア軍のTU-154型軍用輸送機。グリニッジ標準時午前2時40分にレーダーから消えた。同機の出発地はモスクワで目的地はシリアのラタキア。「ソチ国際空港」には給油のために立ち寄ったという。

その後ロシア国防省の広報担当官イゴール・コナシェンコフ氏が、「黒海のソチ市側の沿岸から1.5kmほど沖の水深50〜70メートルにおいて同機の機体とみられる破片が、そして6kmほど沖では遺体が発見された」と説明した。天候など当時の飛行条件は良好で、同機が安全規制に違反していなかったかどうか調査が進められている。

また同機には9人のジャーナリストとロシア軍の音楽隊「アレクサンドロフ・アンサンブル(Alexandrov Ensemble)」のメンバーが揃って搭乗していたとのこと。シリアに配備されたロシア軍兵士を慰問するため、音楽隊はラタキアの「フメイミム空軍基地」にてニューイアーコンサートを行う予定であった。残念ながら生存者は確認されていないもようだ。

1986年からエンジンおよび設備が刷新されたというTU-154機旅客機。技術的欠陥はほとんどないとされながら、2010年4月にはポーランドのレッチ・カジンスキー大統領を乗せた旅客機がロシアのスモレンスクにて墜落するなど39件の深刻な事故を起こしており、今世紀に入ってからは次々と退役しているという。

出典:https://www.rt.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)