12月23日公開の映画「ポッピンQ」。東映アニメーションが送るオリジナルアニメ映画だ。オリジナル作品は原作付き作品と比べて出てくる情報が少ない。そこで、声優陣と監督がネタバレなしで語った「11の魅力」をご紹介しよう。
丸の内TOEIに朝一で行われた初日舞台挨拶には、瀬戸麻沙美、井澤詩織、種崎敦美(崎は立)、小澤亜李、黒沢ともよ、田上真里奈、石原夏織、本渡楓、M・A・O、新井里美の総勢10名が大集合。さらに宮原直樹監督も登壇し、「ポッピーン!」の掛け声から始まった。


5人の少女たちの関係


井澤「時の谷で出会う5人の女の子。彼女たちがどういう風に関係を深めていくのか、楽しんでください」
中学3年生、思春期の少女たち。みんないいところを持ち合わせているけど、欠けているところもある(口だって年相応に悪い)。何度もぶつかるうちに、お互いのことがわかってくるのだ。


表情豊かなキャラクター


石原「1人1人がすごく表情豊かに過ごしている。大きなスクリーンで、みんなの表情に注目してほしいです」
キャラクターデザインは「キノの旅」で有名な黒星紅白。ファンなら「黒星さんの絵が動いている……」と震えるはず。

かわいいダンスシーン


種崎「私はどこまでもダンスシーンを推していきます! それぞれの個性がすごく出ている。最初はうまく踊れていなかったりするんですが、その『踊れてなさ』も個性的です」
M・A・O「衣装もたくさんある。ポッピン族ならではの衣装デザインも楽しんでいただけるんじゃないでしょうか」
CG技術の蓄積がある東映アニメーション。集大成だ。


かっこいいアクション


小澤「ポッピンQは全体的にかわいい雰囲気の作品ですが、迫力あるシーンがある。私が演じる大道あさひちゃんは武道に長けている設定で、アクションはカッコイイです」
田上「5人にはいろんなことが起こる。その上で、バトルでどう連携するのか? 注目してほしいです」
能力バトルもあるぞ!

言葉の強さ


新井「言葉がとっても素敵な映画。胸にグッとくるようなセリフがいくつもあるので、聞き漏らさずに見てほしいです! 私の『推し』はポコン先生! 『お前の気持ちわかってるんだよ』というセリフがあって、涙が止まらなくなりました」
直球で投げ込んでくる。

土佐弁


宮原監督「伊純は高知県の女の子。家族が最初と最後に出てきますが、父母を演じる小野大輔さんと島崎和歌子さんの土佐弁はネイティブ。瀬戸さんも頑張ってくれたんですよ!」
瀬戸「努力ネイティブで頑張りました!」
もちろん監修も入っている。瀬戸の「いえんかって(言えない)」と「つかえゆ」(使えない)はカワイイ。

ポッピン族のキュートさ


本渡「本作にはポッピン族というマスコットキャラがいて、たくさん個性的な子たちが出てきます。私たちが演じる『同位体』以外にもたくさんいるんですよ。『この子推し!』を見つけていただきたい」
ちなみにポッピン族はサンリオピューロランドで着ぐるみグリーティングも行われていた。


「時の谷」の風景


黒沢「時の谷の街の風景を見ていると、幸せな気持ちになる。ずっとその場にいたくなります」
ポッピン族が暮らす時の谷。ファンタジー要素がある。ちょっと西洋の街並みっぽくもある。


東映アニメーション60周年記念作品


本作は東映アニメーションの60周年を記念して作られた。「どの東映アニメ見てた?」で世代がわかるくらい、東映のアニメは子どもたちの魂に刻まれている。随所随所に、子どもたちのために直球を投げ込む「東映イズム」を感じる。
声優陣も子どものころに東映アニメを見て育った。どんな作品が印象に残っているのだろう。
瀬戸「ふたりはプリキュア!にあこがれていた。いつか変身できるんじゃないかと夢見ていましたが、自分も声優になっていろんな作品に参加して、変身したりもして……夢が叶っていますね」
井澤「ずっとアニメではキャラクターが喋っていると思っていたんですが、ONE PIECEを見て『あれっ、この声の人は他の作品にも出ているぞ!?」と気付いた。声優という職業を知ったきっかけです」
種崎「美少女戦士セーラームーンです(即答)。この世界の中に入りたいと、声優を目指すきっかけになった作品。セーラー戦士たちの過去の部分がしっかりしているからこそどっから見ても面白いし泣ける! セーラームーンが一番好きです!!(感極まった早口)」
小澤「あしたのナージャ。早起きが苦手だったんですけど、恋と、旅と、OPがすごくよくて、頑張って起きていた思い出があります」
黒沢「私が初めて声優の世界に入ることになったのが、ドキドキ!プリキュアのOPテーマの歌唱なんです。歌手という立場で、全国の子供たちに直接会いにいく機会が多かったんですが『アニメは日本のこどもや大人に笑顔を与えているんだなあ』と肌で実感した。だからこそ今誇りを持ってこの仕事ができています」

クリスマス映画であり、お正月映画。「プレゼント」もあり


瀬戸「クリスマスプレゼント……というわけではないのですが、上映が終わったあとにちょっとしたプレゼントがあります。だから、終わったかなーと思っても、最後まで待ってていただけると嬉しいです!」
ちなみに声優陣のクリスマスの思い出は?
石原「ハムスターを飼いたかったけど、親に『ナマモノはダメ』と断られて……結局来たのはケージだけで、ショックでした」(ざわつく場内)
本渡「当時純粋に『魔女になりたい』と思っていて、サンタさんへのお願いに『魔女になる薬をください』と書きたかったんですけど、『魔』を書く前に寝てしまった。結局『女になる薬をください』になっていて……朝起きたらポップコーンが置いてありました」(ざわつく場内)
新井「近年は自分がサンタさんになることが多くなり、昨日プレゼントを買いに行ってきました。24日の夜に、こっそり置いておこうと思います」(ほっこりする場内)

心に響くクライマックス


瀬戸「最初から見ていて、どの部分や誰に感情移入するかで、感動ポイントも変わってくる。みなさんぞれぞれの心に残る最後になるんじゃないかなと思います。感想が楽しみです!」

(青柳美帆子)