クリスマスと恋は関係なし!米国では親戚へのプレゼント貧乏に…【国際恋愛のABC】

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 昨今、外国人と恋愛するチャンスって意外とあるんです。メタル好きが高じてアメリカへ留学した「めがめたるさん」も、現地で知り合ったアメリカ人と遠距離恋愛ののち結婚。在米歴9年の彼女が見た、国際恋愛の作法とは…。

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 イルミネーションを眺めながら、素敵なレストランで大好きな彼とシャンパンを片手に乾杯♪そんな恋人たちの甘いクリスマス…なんていうものは、ここアメリカにはありません。

 クリスマスにはほとんどのお店やレストランが閉まり、街へ繰り出そうものなら、その閑散とした街並みに驚くこと間違いなしです。

 何故ならアメリカでクリスマスといえば、家族団らんの日! 皆、外には出ず、家の中で過ごしているからです。

◆恋人とその家族全員があなたのサンタクロース

 この日の為に食材も全て24日までに調達し、準備万端で挑むアメリカ人。その光景はまるで日本のお正月のようでもあり、日本のクリスマスのようなロマンティックさは見られません。その代わりに見られるのは、ツリーの下に所狭しと積み重ねられたプレゼントの山たち…!

 付き合っている彼が「彼女が出来たよ〜」とあなたを家族に紹介した時点で、彼のお母さんお父さん、兄弟、中にはまだ一度も会ったことのない親戚からも、プレゼントが届きます。恋人がサンタクロース♪…ではなく恋人とその家族全員があなたのサンタクロースになり、代わりにあなたも皆のサンタクロースにならなければいけないという、考えただけでも大忙しなホリデーなのです!

◆「誰やねん!」な親戚にもプレゼント購入で消耗…

 更にこちらのクリスマスプレゼントは一人一つではなく、一人に対して何個も用意されるのが当たり前。10年に一度とかならともかく、毎年彼氏や夫の親族全員分を数個ずつ用意するのはかなりの難題。

 時には会ったことすらない『義姉の再婚相手の子供の彼氏』なんていう、最早「誰やねん!」と叫びたくなるような遠い関係の人にもプレゼントを用意せねばならず、気持ちも財布の中身も消耗されっぱなしの大人達…。

 一度だけ日本でクリスマスを過ごしたことがある夫は、「子供たちは別だろうけど、大人達にとっての日本のクリスマスはアメリカのバレンタインデーみたいだね。ロマンティックな一日を過ごそうと、レストランで食事の予約するカップルが多いし。」と言っておりました。

 その他にアメリカではクリスマスにチキンを食べる習慣もなく、クリスマスケーキもないため「クリスマスにはチキンとケーキを食べなきゃ!」と日本人が思っていることがとても不思議に見えるそうです。

 日本のクリスマスに比べると、ロマンもケーキもないアメリカのクリスマス。(家族団らんの温かさはありますがね!)しかしこの悩みの種であるクリスマスプレゼントというのはいつまで貰い続けるものなのか、と夫に聞いてみたのですが、返ってきた答えは「死ぬまで」。まさかの一生涯でした。

 ということで、クリスマスが近づく度に聞こえてくる大人達の悲鳴をバックミュージックに、今年も元気に乗り越えていこうと思います。皆様、良いクリスマスを!

<絵と文/めがめたる>

【めがめたる】
イラストレーター/ブロガー/日本語教師/Heavy Metal Enthusiast ヘヴィメタル好きが高じてアメリカに留学し、現地で知り合ったアメリカ人と結婚。夫との暮らしを描いたブログ『彼と日本語と私』とメタラーの孤独っぷりをまとめた『メタリ子生活帳』を更新中。